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「あちぃー」じゃなくて「あちょー」─エンポリオ アルマーニ2018年春夏

6/21(水) 19:50配信

GQ JAPAN

イタリアが熱波に包まれている。ミラノコレクション初日の最高気温は35℃。湿気もあって思わず「あちぃー」と叫びたくなるような日に、エンポリオ アルマーニは「あちょー」と叫びたくなるようなコレクションを披露した。

【写真でみる】エンポリオ アルマーニ 2018年春夏コレクション

「あちょー」とは、つまるところ日本である。アルマーニさんが今回、俎上に乗せたのは「和のモチーフとストリート」。その二つの異なる要素を、テイラードの中に潜ませている。

最初に現れたのは、藍色のスーチングの男たち。二重に巻かれたヘアバンドとネックレスがストリートな雰囲気を醸すが、よく観察すると、スーツのインナーが柔道着のような和の前合わせのカットソーになっている。

銀の鶴の大群が空を舞っているようなモチーフのジャケットは、やはり和の前合わせ。パンツのレイヤードは、スカートのようにも見えるが、たぶん袴からインスパイアされたものだろう。

スポーツラインのEA7では、和テイストがより色濃くなる。先頭の袖をカットオフした空手衣をまとった男は、空手の形を披露。黒地に赤と白の炎のような柄とボクサーショーツを融合させたスタイルは、ラグジュアリー・ストリートならぬ“和(ワ)グジュアリー・ストリート”みたいだ。

ラストには、ミレニアル世代を代表する18歳のカナダ人歌手、ショーン・メンデスが登場。アルマーニさんは、ドルチェ&ガッバーナの二人と同じように、若い世代へのアプローチも忘れていないのだ。

ここ数シーズン、欧米の多くのブランドで提案されている半纏や柔道着、着物からインスパイアされた和テイストのジャケット。アルマーニさんが提案したことで、さらなる定番化が加速するに違いない。日本人が洋服を取り入れたように、西洋人が和服のディテールを洋服の中に取り入れようとしているのだ。素敵な文化交流に乾杯!

Kaijiro Masuda

最終更新:6/21(水) 19:50
GQ JAPAN

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