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【ネオ・クラシックカー グッドデザイン太鼓判!】 第4回・SUVの本質的な個性を表現した、トヨタ・RAV4(初代)

6/21(水) 14:14配信

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80~90年代の日本車からグッドデザインを振り返るシリーズ。第4回は、現在のブームを予見するかのような斬新なスタイルで登場した、コンパクトSUVに太鼓判です。

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バブル初期の1989年、東京モーターショーに出品されたRAVーFour。「ネオ・アーバン4WD」をテーマとする、このコンセプトカーの評判を受けて開発されたのが、1994年発表のRAV4です。

いちばんの特徴は、バギーから発想したという大きくウェーブするベルトライン。このユニークなカーブは張り出した前後フェンダーとうまく融合しており、決して唐突な表現にはなっていません。

下半身の大きな樹脂プロテクターは四駆としての機能を考慮したものですが、同時に、ボディにいい意味でのカジュアルさを与えていて、このクルマの基本的な性格を確固たるものとしています。



一方で、比較的端正なフロントフェイスと、SUVらしい力強さを持つリアパネルにより、ボディ全体が必要以上にオモチャっぽくなることを防いでいます。

これは、あえてポップな色を使わず、濃色のメタリックをメインにしたボディカラーも同様で、軽快さ、カジュアルさと、四駆の重厚さを絶妙にミックス。

約1年後には、実用的な5ドアのロング版を追加。こちらのボディにも同じテーマが反映されていますが、この3ドアにこそRAV4本来のエッセンスが注入されているように思えます。



デザイナー陣は、これまでにないSUVを目指しつつも、旧来の四駆らしさとの間で揺れがあったといいます。しかし、女性を中心とした若手社員の支持を得て方向性を確信しました。

いまのコンパクトSUVのブームでは、個性の競い合いが少々エスカレート状態。しかし、25年前には、より本質的な個性を表現したクルマがすでに登場していたのです。

●主要諸元 トヨタ RAV4 J(4AT)
型式 E-SXA10G
全長3695mm×全幅1695mm×全高1655mm
車両重量 1180kg
ホイールベース 2200mm
エンジン 1998cc 4気筒DOHC16バルブ
出力 135ps/6000rpm 18.5kg-m/4400rpm

(すぎもと たかよし)

最終更新:6/21(水) 14:14
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