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韓国軍部隊内イジメ 2日間でチョコパイ180個「食拷問」など

6/22(木) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 5月中旬、国際社会が圧力を強める中で北朝鮮は新型の弾道ミサイル発射実験を強行した。北朝鮮は「レッドライン」を本当に越えてしまうのか世界が緊迫する一方、すぐ隣の韓国の国防がおかしなことになっている。有事の際に最前線を担う韓国軍の緊張感は薄れ、風紀が乱れているというのだ。何が起きているのか。在日韓国人ジャーナリストのコナー・カン氏が追った。

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 憲法裁判所で朴槿恵大統領(当時)の罷免が決定された3月10日、韓国のテレビ局「チャンネルA」は次のニュースを配信した。

〈憲政史上初めて大統領が罷免され、国家安全保障にも空白が生じるのではないかと懸念されている。その渦中で、現役の将軍が買春容疑で軍の捜査当局の調査を受けていることが確認された〉

 報道によると、捜査対象となったのは防衛事業庁所属の准将。2016年6月初め、慶尚南道泗川にあるモーテルで、ある出張マッサージ業者を利用した。

 ところがこの業者は、マッサージと称して売春を行っていた。後日、取り締まりのために警察が業者を捜査したところ、准将が利用し、対価として15万ウォンを支払っていたことが発覚。その金額が一般的なマッサージ料金の約3倍だったことから、売買春の疑いあり、と判断されたという。

 准将が取り調べで「マッサージは受けたが性行為はしていない」と容疑を否認したことから、韓国世論に火が点いた。

 それ以前から、韓国軍のスキャンダルは枚挙に暇がない。セウォル号事件のあった2014年には、軍幹部による部下の女性のレイプ、軍内での集団リンチ殺人、イジメ、収賄事件が相次いで発覚。昨年から今年にかけても、軍の情報機関・機務司令部所属の40代少佐が1200回余りの売春斡旋を行った容疑で逮捕されたり、陸軍士官学校の生徒複数が買春を行ったとして退学処分となるなど不祥事が頻発している。

 そして今年3月、大統領罷免という国家の一大事と時を同じくして発覚した軍幹部の買春疑惑。その呆れた「言い訳」に、国民の怒りは頂点に達した。

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