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「適切な質問探し」から始めよう

6/22(木) 17:10配信

コーチ・エィ

アインシュタインが言ったとされている、次の逸話をご存知の方も多いかもしれません。

「もし、あなたが死にそうな状況になって、助かる方法を考えるのに1時間あるとしたら、どんなことをしますか?」

そう問われたアインシュタインはこう答えた。

「最初の55分は、適切な質問を探すのに費やすだろう」

というものです。

では、「適切な質問」とはどういうものなのでしょうか?

次期CEOの最終候補者たちがしていた「質問」とは?

1万人の組織を率いるCEOのA氏。

彼は、自身の後継者選定に取り組んでいました。

複数名の候補者を選抜し、日常の経営行動の中で、彼らの発想の仕方、発言や行動を細かく観察し、さらに1対1の面談を定期的に繰り返しました。

1年後、最終候補としてさらに数名の人に絞りました。

最終選考に選ばれた人と、そうでない人の違いを尋ねると、簡潔明瞭な回答でした。

「問うていることの違いです」

Whyを追求する人、Whatを追求する人、Howを追求する人がいます。

その人がどこに重きを置いているのか。その違いは、接していると意外とはっきりわかります。

経営者としては、「Why」を追求し続けてほしい。

なぜ、自分たちはこの事業を選択し続けるのか?
なぜ、世の中に自分たちが必要なのか?
なぜ、そのような経営判断をするのか?

会社、事業、自分の判断基準に対して、前提から問い直し、目的や意義を探求し創造し続ける。

A氏は、そういう人物を求めているように感じました。そして、我々に後継人材に対するエグゼクティブ・コーチングを依頼しました。

リクエストは明快で、「Whyを問い続ける」こと。

暗黙に拠っている会社・事業・自分自身の前提は何か、それがどこから来るのか、本当にそれを選択するのか、徹底的に検証し、自分なりの目的・意味を創造してほしい、というものでした。

目的を明確にする(Clarifying purpose)
意味を明確に示す(Articulating meaning)
ビジョンを創り、コミュニケートする(Creating and Communicating Vision)
これらは、リーダーに対するコーチングの典型的なニーズ(※)であると同時に、翻って、私たちリーダー自身が探求すべき視点かもしれません。

※Allen Moore and Jan Rybeck, 2015, Coaching for the 21st century, Korn Ferry

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最終更新:6/22(木) 17:10
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