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外科手術やがん治療にも役立っている漢方薬。エビデンスも着々と確立!

6/22(木) 12:54配信

OurAge

なんとなく「古くさい」イメージのある漢方薬。しかし実際は、医学部の必修科目になっていたり、外科やがん治療に利用されていたりと、西洋医学と共に、私たちの健康を支えている。漢方・生薬に特化した世界で唯一の記念館「ツムラ漢方記念館」で取材した。

近年、医療現場では多くの漢方薬が活用されている。風邪や腰痛、抗がん剤の副作用軽減など、日本では現在、148種類の漢方製剤が保険適用となっている。ツムラが生産する漢方製剤は医療機関で処方される医療用がほとんどで、国内シェアは84%もあるという。

伝統を守っている古い世界という印象がある漢方薬だが、実際は、生産にロボットが使われていたり、品質管理や製造工程はコンピュータで制御されていたりと、ツムラの工場棟はかなりハイテクでクリーンな世界。食品会社レベルのスケールで、医薬品レベルのチェックを徹底し、安定した漢方製剤の製造に取り組んでいるのだとか。

そんなツムラの漢方製剤の中で一番多く処方されているのは「大建中湯(だいけんちゅうとう)」。乾姜(カンキョウ)、山椒(サンショウ)、人参(ニンジン)、膠飴(コウイ)が配合生薬となっている。外科の開腹手術後の膨満感などを改善し、早期回復に役立つとして、エビデンスも確立されているそうだ。

更年期症状など、漢方は婦人科・内科的な治療に多く使われているものだと思ったら、現代では、西洋医学の中でも、もっとも遠いと思われた外科の世界で重宝されていたとは、ちょっと驚きの事実だ。

ツムラはほかにも、「抑肝散(よくかんさん)」「半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)」「六君子湯(りっくんしとう)」など5種類の漢方薬のエビデンスを集約させている。

「なんとなく効く」と思われていたものが、はっきりした効果が認められ、どんどん医師に使われるようになっている「漢方」。西洋医学と漢方医学が同時に受けられる今の時代の日本。その力を借りて、健康を保ちたいものだ。

最終更新:6/22(木) 12:54
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