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【木村和久連載】浮気したいあなた、代償行為のゴルフで我慢しませんか

6/22(木) 7:50配信

webスポルティーバ

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第110回

 以前、お金持ちがフェラーリなどの高級車を買って気分を一新し、ライフスタイルを変えようとする外国映画がありました。結局、そんな買い物をしたところで、自分の根本部分の”渇き”みたいなものは満たされず、どうしたものかと、途方に暮れるのでした。

【写真】ゴルフ場にはこんな美女もいる!?

 とどのつまり、車を買い替えることは、彼女、もしくは奥さんを替える願望に他ならないのです。そこは現実的にうまくいかず、代償行為としての車購入だったのです。

 これが日本だったら、フェラーリを買うお金があれば、キャバクラで3年ぐらいモテまくりですよ……って、解釈がだいぶ違うでしょ。アメリカにはそもそもキャバクラはないし。

 実を言うと、我々のささやかな浮気の代償行為は、ゴルフなのです。穴に入れる行為は似ています……って、なんとお下品な冗談ですこと。

 さて、ゴルフ関連で浮気の代償行為なるものは何か?

 それは、なんぼ安くても会員権を購入して、ゴルフ倶楽部のメンバーになることです。もちろん、友の会でも構いません。安いメンバーシップのコースだと、10万円程度で買えますから。それで愛人を持てたと思ったら、うれしいじゃないですか。

 じゃあ、具体的にメンバーになって、何をすればいいのか?

 それは”男の隠れ家”的社交です。

 私も2度ほどメンバーになりましたが、”隠れ家”に遊びに行くのは、実に気持ちのいいものです。馴染みになったら、支配人に声をかけてもらって、まずは軽く「おはよう」と挨拶。「昨日の『やすらぎの郷(※)』見た? 川奈のゴルフコースが映ってたね」なんて世間話をかわします。
※倉本聰原案・脚本のシニア向けドラマ。テレビ朝日系列で放送中。

 そうして、ラウンド前にゆとりを持って食堂に行けば、若くて可愛いウエートレスがモーニングコーヒーを運んできてくれます。別に何が起こるわけでもありませんが、日頃、カミさんにせっつかれながら、トーストをインスタントコーヒーで流しこんでいる日常と比べれば、雲泥の差でしょ?

“本拠地”を置くということは、ぶらりと出かけて、どこぞに寄り道してもいい訳が立ちます。マイコースでは、チェックインして「今日は調子が悪いから、練習だけ」と言って、午前中で帰る手もあります。名門コースメンバーのおじいちゃんは、よくこうやってマイコースを練習場として使っています。

 さあ、余った時間は何なりと好きなように。今流行りの出会い系バーに行って、貧困の調査をするのもやぶさかではありません。

 ただ、実際のところ、安くても会員権を買うのは、かなりの決断が必要です。そういう方は、ニュークラブを、ニューボトルを入れるかのように導入してはいかがでしょうか。

 まだ相手の個性を知らない、しかも誰の手垢もついていない、まっさらなクラブを手に入れるのは、非常に気持ちがいいものです。ビニールの包装を破り、「どれどれ、オジさんがたっぷりと調教してあげるから」と、怪しい言葉を投げかけても犯罪にはなりません。綺麗なクラブを、自らの手で汚せるなんて、浮気以上の快感があるかもぉ~……って、そういうことですか。

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