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もはや柴崎岳は昇格プレーオフの主役に。テネリフェ1部まで残り1戦

6/22(木) 17:34配信

webスポルティーバ

 6月21日、エリオドロ・ロドリゲス・ロペスで行なわれたリーガエスパニョーラ・プリメーラ(1部)昇格プレーオフ決勝第1戦、テネリフェ対ヘタフェの一戦は、34分に柴崎岳のアシストからホルヘ・サエンスが決めたゴールが決勝点となり、1対0とホームチームが勝利を収めた。テネリフェは夢の実現にあとひとつと迫った。

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 プレーオフ準決勝第2戦のゴールに続いて、再び柴崎がテネリフェファンに大きな喜びを与えた。

 34分の右CK。柴崎の右足から放たれたボールはきれいな弧を描き、ヘタフェDFの間にいたホルヘ・サエンスへと届く。U-19スペイン代表にも選出されたテネリフェ生え抜きの20歳がこれを頭で合わせる。ボールがネットを揺らすやいなや、スタジアムは3日前と同様に歓喜の雄叫びを上げた。

 大歓声が響き渡る中、値千金の得点を決めたCBは柴崎のもとへ走り、日本人MFと抱擁をかわした。そこに次々とチームメイトが集まり、ピッチに咲いた小さな白い花から喜びが溢れ出した。

「とてもいいボールだったね。自分はただ合わせるだけでよかった。あのゴールの半分はいいボールを上げてくれたガクのものだよ」

 ミックスゾーンでホルヘ・サエンスはそう言って、柴崎の正確なキックに感謝した。

 柴崎がテネリフェの中心選手のひとりとなったことは、何もチームの中だけでの話ではない。スペイン各紙は試合前のプレビューでも、柴崎をキープレーヤーとして取り上げていた。スタジアムの記者席にいると、隣のブースのラジオの中継から、何度もスペイン語にはない「ガク」という固有名詞が聞こえてくる。逆サイドに設置されたテレビカメラは、しばしばアップで柴崎にフォーカスを合わせていた。

 テネリフェの街を歩けば、決して多くはないが日本代表のユニホームを着ているサポーターの姿があったし、どこで購入したのかわからないが、テネリフェのクラブの旗と共に日の丸の旗を持つ集団もいた。もちろん、こちらに向けて「ガク!」と声をかけてくる地元の若者が大勢いることは言うまでもない。

 スペインの人々を虜(とりこ)にしている柴崎。そのひとつの理由が彼のテクニカルなプレーにある。カバーに入った選手に止められはしたものの、瞬時の判断能力と高い技術スキルがないと見せることができない前半終了間際のルーレットは、スタジアムを酔わせるのに十分なものだった。

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