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小池知事の「市場の方向性」記者会見への反論 --- 川松 真一朗

6/22(木) 17:02配信

アゴラ

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

突然の方向性発表

昨日の記者会見で、小池知事は、豊洲市場への移転ばかりか、築地市場を「食のテーマパーク」として商業利用する案を採用する方針を表明されました。結論は、築地残留か、豊洲移転かのみで、豊洲市場問題に第三の道は無いと知事は明言していたにも関わらず、これに反する道を選ばれた事になります。この選択は、選びうる選択肢のなかで、最も中途半端で最悪の選択をしたと言わざるを得ません。都知事としての責任を果たせていないと感じます。

以下に私の項目毎の考えを記しておきます。

(1)開場に向けて知事がなすべきこと

いわゆるロードマップでは、総合的判断の後、移転時期を本年冬から来年春を目標に定めています。しかし、時間稼ぎの「市場のあり方戦略本部」の設置や、市場問題プロジェクトチームの小島座長が、本年3月末に築地市場改修・再整備の私案を公表することを許したのもある意味においては知事であります。4月8日に築地市場で唐突に私案を披歴して以来、市場関係者に混乱と分断が広がっているのは言うまでもありません。既に知事自身がロードマップから外れて迷走していたのが現状なのです。

小島座長は、築地再整備の成否は市場関係者のやる気にかかっているかのような発言をされ、市場関係者を惑わし責任を転嫁して、修復しがたい深い亀裂を生じさせました。この間、市場関係者は、風評被害により長年の顧客も離れ、営業や商売上も、艱難辛苦の連続であったと語っています。

一体誰がこの混乱を収拾し、豊洲移転に向けて誰が市場関係者と合意をとり結んでいくのか。中央卸売市場の開設者として、知事が現場に赴き、最初にすべきは、豊洲市場の「安全宣言」であり、豊洲市場を含む豊洲埠頭における風評被害の払拭のはずです。これが無ければ、市場関係者は、もはや豊洲市場には行けない。それほど、深い傷を負っていると私は認識しています。

知事が先頭に立って市場関係者を説得し、その理解と納得を得るのは当然です。知事の覚悟を明らかにして頂きたかったと考えます。

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最終更新:6/22(木) 17:02
アゴラ

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