ここから本文です

公明党の共産党「口撃」ツイートが、ど直球過ぎて面白い --- 新田 哲史

6/22(木) 17:42配信

アゴラ

選挙ドットコムの投稿とはいえ、アゴラで珍しく公明党さんのご登場(http://agora-web.jp/archives/2026736.html)かと思っていた矢先、Facebookを見ていたら、元SEALDs関係者が、公明党広報ツイッターの共産党disりをシェアしていて、それが強烈すぎて笑ってしまった。あとで消されてもいいようにスクショはしておいたが、とりあえず元のツイートを引用する。

“公明党広報 @komei_koho

3つのKでわかる 共産党 ってどんな党?
汚い!実績横取りのハイエナ政党
危険!オウムと同じ公安の調査対象
北朝鮮!「危険ない」と的外れな発言
公安調査庁 共産党は「各地で殺人事件や騒乱事件などを引き起きしました」「暴力革命の可能性を否定することなく、現在に至っています」
2017年Jun21日 11:50”(https://twitter.com/komei_koho/status/877358027866726400)

以前の私なら「そ、そうですね(汗)」と茶化して終わるところだが、むしろ興味深いのは都議選直前のこの時期に炎上必至のツイートを敢えてぶっこんできた思惑だ。

公明党(≒創価学会)と共産党は、政治マーケットの中で社会的弱者セグメントのど競合であり、不倶戴天の敵というのは周知の通り。ただ、都議選の直前で戦意を高めたいとはいえ、党本部広報アカウントでネガティブキャンペーンを公然と展開しなければならないほど、追い上げられているのだろうか。

加計学園問題という変数が加わって、都議選の情勢は、都民ファーストにやや好材料が増えつつある印象なのだが、内閣支持率の大幅下落が表面化する前の予測として、紹介しておくと、アゴラ関係者では、渡瀬裕哉氏が今週号のFLASH(http://www.kobunsha.com/shelf/magazine/current?seriesid=101002)で予想した都議選獲得議席で、公明が23(現有議席プラス1)、共産は12(同マイナス5)。高橋亮平氏(http://agora-web.jp/archives/2026577.html)の予測は、公明が23(現有議席プラス1)、共産は9.6(同マイナス7.4)と、それぞれ「公明堅調、共産苦戦」と占っている。

一方、JX通信社(https://news.yahoo.co.jp/byline/yoneshigekatsuhiro/20170529-00071479/)の1~5月末時点の支持率推移では、共産党が6%から8%台にやや伸ばしているものの、NHKの政治意識月例調査(http://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/political/2017.html)(ただし全国対象)では、共産党は2月に4.4%まで伸ばした後、5、6月はともに2.7%と低調。

全体的な情勢では、公明党が共産党に露骨なネガティブキャンペーンに振り切るほどの脅威になっているのか、やや早計にも見えるが、個別の選挙区で見ていくと、「北区選挙区」の事情もそこそこ背景にあるのだろうか。

今回の選挙戦は、おときた君(都民ファースト)と高木けい氏(自民)の「幹事長対決」で注目される選挙区ではあるが、もともとは、公明党は太田昭宏・前代表、共産党は池内さおり氏(衆院比例復活)と、お互いに国会議員を輩出している「地盤」だ。

過去の選挙結果、小池都政以後の支持率等を勘案すると、日の出の勢いのおときた氏と、守勢ながら手堅い組織票を持つ高木氏のほか、ともに現職の大松成氏(公明)、曽根肇氏(共産)の4人で実質上争う展開。

しかも北区は今回から定数が3に減ってしまった。前回の2013年都議選は、3000票差で大松氏が曽根氏を上回ったとはいえ、互いに「金城湯池」を自認してきた公明党としてはここで、共産党をなんとしても振り落し、“トドメ”を刺したいところであろう。

そんなことも思い浮かべながら、早くも硝煙のにおいを感じるような、ネガティブキャンペーンでした。しかし、これ共産党は激オコだろうな。どんなやり返しをするのか、それはそれで楽しみなところです。

新田 哲史

最終更新:6/22(木) 17:42
アゴラ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

アゴラ-言論プラットフォーム

アゴラ研究所

毎日更新

無料

経済、ビジネス、情報通信、メディアなどをテーマに、専門家が実名で発言することで政策担当者、ジャーナリスト、一般市民との交流をはかる言論プラットフォーム