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小さい子ほど注意!熱中症はこう防ぐ

6/23(金) 11:10配信

Wedge

質問:暑くなってきたので熱中症が心配です。どうすれば防げますか? 熱射病や日射病という言い方も聞いたことがありますが、それぞれ違いはあるのでしょうか?

答え:体温調整のはたらきが発達していない小さい子ほど注意が必要です。予防には室温や衣服の調節、こまめな水分摂取を。

答える人 石橋涼子先生(石橋こどもクリニック院長)

 日射病も熱射病も「熱中症」の別名と言えばいいでしょうか、かつては重症の熱中症を熱射病と呼んだり、とくに直射日光に長い時間当たっていた場合に出る症状を日射病と呼んだりしていました、現在は統一して熱中症と呼ぶのがふつうです。

 人の体内では常に熱が発生しており、同時に皮膚の表面から余分な熱が捨てられて、体温のバランスが保たれています。温度の高い環境などでこのバランスが崩れた結果として起きる様々な症状をまとめて「熱中症」と呼びます。

 身体の熱を奪うのに重要な役割を果たしているのがまず「汗をかくこと」です。水は蒸発するときに、その周囲の熱を奪う作用(気化熱)があります。汗の蒸発が皮膚とその周囲の空気から熱を奪ってくれるので、身体を冷ましてくれるのです。

 もうひとつは、身体の表面の血管が拡がることで、外気温が体温より低い場合は、ここから熱を逃がすことができます。

 乳幼児は、汗をかく機能があまり発達していないので、体温調節には後者のはたらきに頼る部分が大きくなります。そのため、窓を閉めた自動車や、締め切った部屋など気温が体温と同じかそれより高くなるような状況では、身体の熱を逃がすことができず、むしろ広がった血管からさらに熱が入ってくることになり、簡単に重い熱中症になってしまいます。

 ですから小さい子ほど、室温を適温に保つ、通気性がよく汗を蒸発させやすい素材の服を着る、こまめに水分を摂らせるなどの対策が必要です。炎天下の外出はなるべく避けたほうがよいでしょう。またベビーカーや身長の低い子どもは、舗装道路からの輻射熱もおとなより強く受けています。つまりおとなの体感よりも熱にさらされている、ということを頭に入れ、なるべく涼しい時間帯に日陰を選んで歩く、涼しい場所でこまめに休憩する、といったことも心がけてください。

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最終更新:6/23(金) 11:10
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