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日ハムは首位・楽天と対戦。二刀流・大谷の復帰で上昇気流に乗れるか【パ展望第18節】

6/23(金) 12:47配信

ベースボールチャンネル

 プロ野球は23日、リーグ戦が再開する。北海道日本ハムファイターズは、本拠地で首位・東北楽天ゴールデンイーグルスを迎える。日本ハムは二刀流・大谷翔平の復帰が予想され、リーグ5位と低迷するチームの上位浮上のきっかけとなるか。

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■上り調子の日本ハム打線VS首位・楽天の強力投手陣

5位 日本ハム-1位 楽天 札幌ドーム 1勝6敗

 昨季の覇者・日本ハムはホームに首位・楽天を迎えての3連戦となる。後半戦のスタートを切る相手が首位とあって、いい契機にしたい。一方の楽天は7月以降に日程が詰まってくる。今のうちに離しておきたいところだ。

 日本ハムの初戦先発はメンドーサと発表されている。今季2勝5敗と苦しんでいるが、楽天戦はそれほど苦にしていない。打たせて取るリズムのあるピッチングを見せたい。2戦目は左腕の加藤貴之、3戦目は有原航平か。

 加藤は数少ない左腕投手として楽天打線を封じたい。有原は前回登板で今季1番のピッチングを見せた。今後を占う意味でも大事な一戦となる。

 打線の方は交流戦で調子を上げてきた西川遥輝、交流戦打率2位の松本剛がチャンスを作ってくれそうだ。大田泰示、中田翔、レアードとどう絡めるかがポイントだろう。気になるのは打順だ。大谷翔平の復帰も予想され、どういう策を取ってくるか。栗山英樹監督の采配に注目だ。

 楽天は初戦にエースの則本昂大ではなく、安樂智大が先発する。今季、梨田昌孝監督はカード頭にこだわっていない節を感じるが、この思い切った策は若手を成長させるかもしれない。2戦目は美馬学、3戦目は岸孝之が控え、先発陣は強力だ。

 打線の方はこれまで1番を務めてきた茂木栄五郎が故障離脱。ペゲーロとの1、2番の最強コンビは解体するが、代役には島内宏明が抜擢されそう。島内は日本ハム戦打率.357と高いアベレージをマークし、問題はないはずだ。ペナントが再開し、これまでの流れを変えないためにも日本ハムの投手陣を打ち崩していきたい。


■西武はヤフオクドームで初勝利なるか

2位 ソフトバンク―3位 西武 ヤフオクドーム 5勝4敗

 交流戦勝率1位と勢いに乗るソフトバンクは、このままペナントレースでも勝利を重ねたい。故障者が戻りつつあり、オールスターまで一気に首位を奪い取りたい。一方の西武は交流戦の2カードは負け越したものの、安定感のある戦いを見せている。ヤフオクドームでは今季3戦3敗だが、上位進出にはここでの勝利が必須だ。

 ソフトバンクの初戦は安定感抜群の東浜巨がマウンド上がる。西武戦は最初の登板では打ち込まれたが、2回目の対戦できっちり借りを返した。堂々とマウンドに上がれるはずだ。2戦目は松本裕樹、3戦目はバンデンハークと予想。順序が変わるかもしれないが、バンデンハークは交流戦前の西武戦で勝利を挙げている。

 打線の方はやや湿りがちだが、デスパイネの復帰が濃厚とのことだ。初戦の菊池雄星を得意としているだけに、大きな存在になる。デスパイネの後を打つのは誰になるのかがポイントになりそうだ。松田宣浩、中村晃らどういうオーダーを組んでくるか。

 西武の初戦先発は菊池雄星だ。開幕からローテーションを守り続け、エースの風格も出てきた。ソフトバンク戦未勝利で、ヤフオクドームでの登板もかなり空いている。苦手意識をどう克服するかだ。

 2戦目は十亀剣、3戦目はウルフか。十亀は状態をあげてきており、ソフトバンク戦での結果が欲しい。ウルフは古巣との対戦は今季3回目となる。また大石達也の復帰も近く、実現すれば大きな援軍となる。

 打線は、1番・金子侑司、2番・源田壮亮の俊足コンビが定着。3番以降で一気に畳みかける。好調の秋山翔吾ら主軸は振れている。下位打線ながら貴重な出塁が目立つ炭谷銀仁朗も状態はいい。長打だけではなく走塁など多彩な攻撃を仕掛けるチームになりつつあり、得点力は上がっている。


■カード初戦はルーキー対エース

4位 オリックス-6位 ロッテ 神戸、京セラドーム 3勝5敗

 オリックスは交流戦で10勝8敗と弾みをつけた。ペナントでも同じ力を出し切れるか。一方のロッテはペーニャが加入し、言い訳できない戦力になった。井口資仁の引退も発表され、これからは一つでも順位を上げたい。

 オリックスの初戦先発はルーキーの山岡泰輔が上がる。前回登板が試合中に中止となったため、ここに先発出番が回ってきた。社会人野球出身の投手は都市対抗予選から本番が本格化するこの時期から調子を上げると言われる。ルーキーの本領発揮なるか。

 2戦目は松葉貴大、3戦目は西勇輝か。今季苦しんでいる2人だが、ルーキーに負けていられない。打線の方は、交流戦最終戦のDeNA戦で終盤に大逆転勝利。この勢いを持続したい。14日からの5試合で4本塁打のロメロ、高打率をマークしているT-岡田の前に走者をためたいところだ。

 ロッテは交流戦の最終戦で巨人にまさかのサヨナラ負け。数日間のインターバルをプラスに捉えたい。初戦の先発は涌井秀章が上がる。今季はまだ2勝と苦しい登板が続くが、すべての内容が悪いわけではない。2戦目は唐川侑己、3戦目は石川歩と右腕を揃える。唐川はそろそろ背水の登板となる。強気な姿勢で臨みたい。石川は前回登板で初勝利を挙げて気持ちも上昇している。

 打線はペーニャが入ってから、パラデスに元気が出てきた。もともと能力が高い選手だけに、気持ちよく打席に立たせたい。これまた途中加入のサントスが打率3割をキープし、いい形をチームに呼び込んでいる。角中勝也、鈴木大地と上手く絡めて得点を重ねていきたい。三木亮、中村奨吾、田村龍弘ら若手の奮起も欠かせない。


氏原英明

ベースボールチャンネル編集部