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新生鷹の団の使徒“グルンベルド”の過去を描く! 『ベルセルク』初のノベライズとコミックス39巻が同時発売!!

6/23(金) 6:30配信

ダ・ヴィンチニュース

 1989年から連載が続くダークファンタジー『ベルセルク』。黒い剣士と恐れられ、身の丈を超える巨大な剣を持つ隻眼の主人公ガッツが、己の肉体に生贄の烙印を刻まれた復讐のため、そして愛する仲間を救うために戦う物語だ。そのストーリーの外伝が今回初めて小説として書き下ろされ、6月23日に『小説ベルセルク 炎竜の騎士』(深見真:著、三浦建太郎:原作/白泉社)として発売された。その主人公は「炎の巨竜」の異名を持つ武人であり、新生鷹の団の幹部であるグルンベルドだ。

 グルンベルドがガッツと初めて戦ったのは、魔女のシールケがガッツと旅を共にするきっかけとなったエピソードだった(コミックス26~27巻に所収)。シールケの師である霊樹の館に棲む魔女フローラが、新生鷹の団の戦魔兵に襲われ、館もろとも火を放たれてしまう。そこへ使徒ゾッドらとともに現れたのがグルンベルドだ。ガッツを上回る巨躯を誇り、竜の鎧と盾を身に着けたグルンベルドは「鷹の団の一武人として黒い剣士に一騎撃ちを所望する」とのたまい、戦槌(ウォーハンマー)を振るう。満身創痍のガッツは防戦一方で、それを見たグルンベルドは「ぬるい」と一喝、凄まじい力を見せつけた。

 劣勢となったガッツに自らが護符を施した呪物を授けるようシールケに伝えるフローラ。それこそ鉱精(ドワーフ)によって作られた、人体の限界を超え、命の危機と引き換えに強大な力を得る「狂戦士の甲冑」であった。これを身に着けたガッツは体の痛みを一切感じなくなり、まるで鬼神の如く戦い、ついにグルンベルドは使徒の火竜と化して火を噴いた。しかしガッツの攻撃は鋼鉄以上の堅牢を誇るグルンベルドの鋼玉の皮膚に亀裂を生じさせ、己の力に絶対的な自信を持っていたグルンベルドのプライドにも傷をつけた。「逃さぬ!!」とガッツらを追うグルンベルドだったが、フローラの発する“炎の壁”に阻まれ、後退を余儀なくされてしまった。

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