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「井村屋あずきバーかき氷器」を試したら、違うデザートになった!

6/23(金) 12:00配信

日経トレンディネット

 タカラトミーアーツが、井村屋の「あずきバー」をかき氷にしてしまう「おかしなかき氷 井村屋あずきバー」を2017年6月29日に発売する。これが発表されたとき、多くの人が「それは欲しい」「うまいところに目をつけた」と好意的な反応を示した。これは、すぐに反応するくらいに井村屋の「あずきバー」が固くてもう少しラクに食べたいと思っている人が多いということなのだろう。

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 井村屋のあずきバーは、たっぷりのあずきと砂糖、コーンスターチ、塩、水あめだけを固めて凍らせてある。柔らかくなる要素がないので、カチカチになるのは当たり前だ。

 固いためになかなか食べられないことがあずきバーの特徴でもあるが、もどかしくもある。固いと感じていた人は多く、「硬度を調べたらすごく固いことが分かった」というニュースまで登場することもあったほどだ。だからこそ、その頑固なあずきバーを「削ってふわふわにして食べられる」ことは魅力になる。さらに、あの固いものを削る機器であるという技術的な興味もそそる。これまでも納豆を練るための「魯山人納豆鉢」や、スフレのようなオムレツが作れる「ふわしゅわびっくり!レッツ!オムレッツ!」、ふわふわのフローズンデザートが作れる「ツメタオイチーノ」など、数々のクッキングトイを開発してきたタカラトミーアーツへの期待もあったのだろう。

 今年の東京おもちゃショーで、タカラトミーアーツのブースには、「おかしなかき氷 井村屋あずきバー」の数々の失敗作が並べられていた。これらはパッケージにも印刷されていて、ウェブサイトでも紹介され、開発が難航したことを力強く物語っている。実際にスティックタイプのアイスバーを固定して削る機器というのは、あずきバーでなくても難しそうだ。

セットからかき氷完成まで2分かからない!

 発売前の実機を借りたので、まず試してみる。パーツは意外に少ない。使う前に全部を洗おうと分解したところ、ハンドルが付いた本体部分と、その中に付けられている刃のパーツと、刃にあずきバーを送るゲート的なパーツ、そしてあずきバーを押し下げるためのパーツと、スティックを抜き取るための装置「ぬけるんバー」。これらを洗って元通り組み立てたら準備完了。井村屋のあずきバーは、6本入りの箱で売っている65mlタイプを用意する。

 まず、本体(ギアボックス)のハンドル部分を開いて、本体上部に付いているゲートの安全カバーを開く。そこにあずきバーの先端を差し込んだら、ギアのついたアイス押さえ(「のれん型ガイド」と呼ぶ)を差し込んであずきバーを固定し、ギアボックスのハンドル部分を閉じる。これで、あずきバーのセットは完了。

 続いて、ぬけるんバーをあずきバーのスティックに差し込んでロックし、ダイヤルをゆっくり回すと、ぬけるんバーがせり上がってくる。ロックを外し、せり上がったぶんを下に押し下げてロックをしたら、またダイヤルを回す。この動作を3回繰り返してから、ぬけるんバーを引き抜くと、なんと、不思議なくらいラクに、キレイにあずきバーのスティックが抜ける。これは、あずきバーが固いからこそ、しっかりと押さえつけられて実現した装置だ。本当によくできている。

 あとは、皿の上でハンドルをぐるぐる回すだけ。のれん型ガイドが一番下まで行けば1本を削り終わる。最初の1本は使い方を確認しながら行ったので、あずきバーを冷凍庫から取り出し、削り終わるまでに3分以上かかってしまった。しかし慣れてくると、セットからスティック抜きまでで40秒、削るのに1分くらいでできるようになった。面倒くさいようで、意外にスムーズに行えるのだ。また、私のような手先の不器用さが極まったようなオッサンでもこのくらいの早さでできるのだから、インターフェイスは悪くない。

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