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この夏、LCCデビューする前に知っておくべき5つのこと

6/24(土) 7:30配信

@DIME

日本での本格的な就航が開始されて5年になるLCC(Low Cost Carrier=格安航空会社)。現在20社近くのLCCが就航し、認知度が年々高まっている。反面、座席数のシェアではまだ10%程度にとどまり、「安かろう悪かろう」のイメージがまだ強いことがうかがえる。

【写真】この夏、LCCデビューする前に知っておくべき5つのこと

いまだマイナスのイメージが独り歩きするLCCだが、安全性の面などでは大手航空会社にひけをとらず、総合的なコストパフォーマンスでは、LCCに軍配があがることもある。

今回は、そんなLCCについて、日本初のLCC専門サイト『LCC STYLE』編集長の五十嵐貴文氏に、初心者が知っておくべき知識を5つピックアップしていただいた。これを知れば、LCCの旅がもっと楽しくなるだろう。

その1:LCCはどうして安い?

LCCの安さの秘密は、以下に記すように大きく4つ挙げられる。

・従来の航空会社(レガシーキャリア)では当然であった、座席指定、預け荷物、機内飲食物などのサービスを、オプションとして有料化することで、基本料金を下げている。
・航空券の予約販売システムをオンラインに一元化し、販売コストを削減している。
・使用機材を統一し、訓練・整備コストを抑えるほか、使用料が高いボーディングブリッジでなく、タラップ(階段)を使用するなど、運航の低コスト化をはかっている。
・深夜出発の国際便など、レガシーキャリアが活用してこなかった時間帯を有効活用するなど、稼働率を向上させることで駐機代を抑えている。

LCCであっても、国の法律に基づく厳しい安全基準を完璧にクリアしている点は、レガシーキャリアと同じ。

その2:LCCがもつ制約とは?

機内に持ち込める手荷物の個数やサイズは、レガシーキャリアよりも制限が厳しい。そのため、荷物が多い旅では預け荷物を利用することになるが、これは通常は有料となる。手荷物が規定オーバーとなって、土壇場になって預け荷物に切り替えると、割高な料金がかかるので注意したい。宿泊先があらかじめ決まっている場合は事前にスーツケースを宅配便で送ったほうが安い場合も。

また、悪天候などの不可抗力で遅延・欠航となった場合、振り替えや払い戻し保証がないのがふつう。これを避けたい場合、予約変更のきく運賃プランを選択するか、遅延・欠航を保証する保険に加入することになる。もっとも、欠航率は1%前後と、レガシーキャリアと大きくは変わらないので、過度な心配は不要。

その3:LCCの航空券をお得に手に入れる方法は?

LCCは、価格の安いセールを頻繁に開催している。毎週金曜や、毎月9日・10日・20日など、セールを開催するタイミングが周期的なLCCも多い。セールの告知は、LCC各社のSNSが一番早いので、気になる会社のSNSはフォローしておくのがおすすめ。

ちなみに、金曜日スタートのセールが多いのは、ジェットスター・ジャパン、バニラエア、ピーチ・アビエーション、毎月9日は春秋グループ(春秋航空・春秋航空日本)、毎月10日、20日はスクートがある。

また、ジェットスター・ジャパンは、独自のサービスとして「最低価格保証」があり、同路線・同じ時間帯で他社の方が安い場合、その価格より10%引きで購入できる。航空会社の公式サイト以外のオンライン販売サイトも対象になったので、『スカイスキャナー』などで検索し、その販売先の値段を引き合いに出すとよいだろう。

その4:コスパの良いねらい目路線は?

LCCは基本的に空席状況によって運賃が変動するので、競争が多い路線が、比較的運賃が低い傾向にある。LCC同士が同じ路線に参入して激しい競争が展開されている、成田~関西(4社)、成田~新千歳(3社)などの路線は、料金が比較的安いので、ねらい目と言える。

また、ピーチが今年9月に拠点化する仙台空港の発着路線(仙台~新千歳、台北)、バニラエアが2~3月にかけ新規就航した、成田~函館、関西~奄美大島などの新規路線は、認知を図るためにセールなどのキャンペーンも多く、比較的安く手に入りやすいのでおすすめ。

その5:『LCC STYLE』が選ぶLCCベスト3は?

1位はスクート(シンガポール航空グループのLCC)

全機種最新のボーイング787型機を使用し、座席も広々・機内Wi-Fiも完備。従来のLCCの小型機では飛べなかった長距離路線を手ごろな値段で飛べる、次世代の「プレミアムLCC」。毎月10日と20日に開催するセールを活用すると航空券も安く手に入る。路線は、成田・関西・新千歳⇔台北・バンコク・シンガポール。

2位はバニラエア(ANA HDが100%出資するLCC)

サービス品質と運賃のバランスが良い。奄美大島や函館など、LCCはバニラエアのみの就航地もあり、お得に行けるようにしてくれた存在でもある。新スローガン「空の旅に、新しい体験を。Creating New Sky Experience.」を5月に策定し、今後さらなるユーザー志向で高品質のフライトを提供する予定。

3位は春秋グループ(春秋航空・春秋航空日本)

中国最大のLCC。主要空港だけでなく、日本の地方部からも上海などに直行便を運航している。毎月9日に開催する999キャンペーンは、日本~上海が片道999円からと、ぶっちぎりに安い。グループ会社の春秋航空日本は、成田~広島・佐賀の独自路線を運航しているので、国内旅行にも活用できる。

協力/五十嵐貴文(いがらし・たかふみ)

文/鈴木拓也

@DIME編集部

最終更新:6/24(土) 7:30
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