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小林麻央さん死去 改めて考える「乳がん」早期発見の大切さ

6/24(土) 7:00配信

オトナンサー

 乳がん闘病中だった、フリーアナウンサーの小林麻央さんが6月22日、34歳という若さで亡くなりました。

【表】乳がんの進行度と5年生存率

 小林さんについては、夫で歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが2016年6月、記者会見を開き、乳がん闘病中であることを公表。小林さんは同9月から「闘病ブログ」への投稿を始め、同じ病気で苦しむ人など多くの読者を引きつけてきました。

 海老蔵さんが23日に行った会見で、小林さんの最期の言葉が「愛してる」であったことを明かすなど、その悲しみは社会全体に広がっています。

 改めて、小林さんが闘った「乳がん」とはどのような病気なのか――。オトナンサー編集部では、乳腺診断の専門家として2006年以降、約1500件の乳がんを診断しているベルーガクリニック院長の富永祐司さんに聞きました。

女性の「12人に1人」がなる病気

 乳がんは、女性の罹患数が最も多いがんとして知られます。女性の12人に1人がかかると言われ、国立がん研究センターによると、2012年は国内で約7万4000人が罹患したと推計されます。

 一方で、治療後の生存率はほかのがんに比べて高く、同センターなどの研究によると、がん全体の10年生存率(2000~2003年に診断された患者)が58.5%であるのに対し、乳がんは81.7%という結果でした。

「つまり、乳がんは早期に発見できれば治癒が見込めるがんと言えます。特に日本は他国に比べて、乳がんの死亡率が低いのです」(富永さん)

早期発見へ、乳がん検診を欠かさずに

 乳がんの症状は「脇の下や乳房にふれるしこり」「乳房にできるくぼみ」「乳頭や乳輪部分の変化(湿疹やかぶれ)」「乳頭からの血の混じった分泌物」などで、治療法としては「手術」「放射線療法」「薬物療法」「内分泌(ホルモン)療法」「化学療法」「分子標的治療」があります。

 がんは、病変がどの程度広がっているかを基準に「病期(ステージ)」が決まりますが、乳がんにおいてステージ「0」~「2」は「早期がん」とされ、乳房を温存できる可能性が高い一方、「3」以降は原則的に乳房全切除の対象となります。

 なおステージごとの10年生存率(2000~2003年に診断された患者)は「1」=95.0%、「2」=86.2%、「3」=54.7%、「4」=14.5%です。

 小林さんは2014年10月に乳がんと判明。その後、骨や肺への転移もわかりましたが根治手術はせず、今年1月から自宅での療養生活を開始しました。実に、2年半以上に及ぶ闘病生活の末の最期となった形です。

 富永さんは「乳がんは早期発見することにより、治癒の確率が高まるがん。年1回のマンモグラフィーとエコーを併用した乳がん検診を、欠かさず受けることが大切です」としています。

オトナンサー編集部

最終更新:6/24(土) 7:38
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