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常温のビールを速攻で冷やす方法

6/24(土) 20:10配信

ライフハッカー[日本版]

Popular Science:大事なときに限ってビールを冷やしておくのを忘れますよね。バーガーもこんがり焼けて、飾りも準備完了、あと15分でバーベキューパーティが始まるというときに、あ、しまった! ビールがぬるいままで、茫然としてしまいます。

【画像】常温のビールを速攻で冷やす方法

でも、もう大丈夫。熱力学が味方になってくれます。金属の缶(あるいはガラス瓶)の中の液体の温度をできる限り早く下げる方法さえわかれば、この問題は解決です。

塩水を使う方法

飲み物を冷やしたいときは、これが一番簡単で実用的な方法です。どこの家にもあるものを使うからです。プロセスはいたってシンプルです。

1. ボール(ワインクーラーみたいなものがベストです)に氷と水を入れて塩をたっぷり入れます。塩はどれだけ入れても構いませんが、氷は入れ過ぎないようにしてください。必ず飲み物がしっかり浸かるぐらい水を十分に入れましょう。そうすれば、ビールが入っている缶や瓶が氷水に接する表面が最大になるからです。

2. ビールの缶や瓶をできるだけ深く氷水の中に沈めましょう。ただし、あまり何本も詰め込み過ぎは禁物です。どの缶や瓶の周りにも氷水が流れられるようにしてください。

3. このままの状態で5分間だけ待ちましょう。

4. はい。出来上がりです。冷えたビールをお楽しみください。

塩水でここまで速く冷やせる理由

真水は32°F(0℃)で凍りますが、塩水の氷点はそれよりずっと低いので、32°F(0℃)でもまだ液体のままです。高校の化学の時間に習ったのを覚えているかもしれませんが、これは「氷点降下」と呼ばれ、塩を水に溶解すると、氷点降下が起こります。食卓塩はナトリウムと塩化物イオンでできていて、水分子が氷と呼ばれる結晶構造を形成する力に物理的に干渉します。つまり、水に食卓塩を溶かした溶液は温度が32°F(0℃)より低くならないと凍らないということです。

ちなみに、水に塩を入れると沸騰点も高くなるので、お湯を沸かしたいときは水に塩を入れてはいけないという言い伝えがあるのは、そのせいです。理屈では正しいのですが、通常調理に使う程度の食塩の量では沸騰点は上がりません。

さて、ビールを冷やす話に戻りましょう。

氷水にビールを浸けると、氷水がビールから熱をどんどん奪うので、ビールはかなり効率よく冷えます。でも、普通の水にどれだけたくさん氷を入れても水温は32°F(0℃)まで下がりません。標準的な冷凍庫の温度である0°F(-17.8℃)に保たれた氷も、いったん溶けて氷水になると、その氷水は32°F(0℃)より低くはなりません。

では、塩を足すとどうなるでしょう。塩は水の融解点を下げるので、氷に塩をかけると、氷は解けます。氷が速く溶けるので、塩をかけると氷は普通より速く温まると思うかもしれませんが、実はそうではありません。塩は氷の温度を上げるのではなくて、氷を塩水にするだけで、温度は変わりません。

でも、塩を入れた氷水は普通の水よりずっと早く冷えます。塩をかけた0°F(-17.8℃)の氷は、解けはしても、その温度は、普通の水に入っているときのように32°F(0℃)までは上がらず、0°F(-17.8℃)の水になるだけです。ボールの中で普通の水と混ざると、突然水っぽくて塩気のある懸濁液になり、その温度は32°F(0℃)です。水槽の中の水の温度が低いので、そこに浸けたビールは早く冷えます。

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