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梅雨の時期にできやすい「あせも」を防ぐ方法

6/24(土) 10:30配信

@DIME

梅雨といえば、ジメジメした日が続き、洗濯は部屋干しになる上に、弁当は腐りやすくなる。何かと気を配る必要のある項目が増えるが、加えて、肌のことにも気を配りたい。

梅雨によく起こりやすい肌トラブルに「あせも」がある。その理由と共に、予防・対処法を皮膚科医に聞いた。

■梅雨に「あせも」ができやすい理由

梅雨の時期はなぜ「あせも」ができやすいのか。しのぶ皮膚科院長の蘇原しのぶ先生はこう語る。

「あせもは大量の汗をかくことで、汗の出る汗腺に汗がたまってしまうことで起こります。汗を大量にかくのは気温が上昇しはじめる6月頃から。特に梅雨に増えるのは、湿度が高いため、汗をかいても乾きにくく、汗腺がつまりやすいためです。あせもは高温多湿のときにできやすいのです」

実際、梅雨時期はしのぶ先生が院長を務めるしのぶ皮膚科にも、あせもの患者が増えるという。

ところであせもといえばかゆいイメージがあるが、かゆくないあせももあるそうだ。

「よく背中にできる、宝石のようにキラキラした白いあせもである『水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)』のように、かゆくないものもあります」

赤いあせもだけでなく、白いあせもにも注意が必要だ。

■ビジネスパーソンのあせも対策

そこでしのぶ先生に、ビジネスパーソン向けにあせも予防の方法を聞いた。

「梅雨の時期は汗をかいたらすぐにふく、着替えるなどしましょう。背中などはふきにくいと思いますので、下着やワイシャツは、汗をよく吸い取って逃がす、吸湿性や通気性のよい綿や麻のシャツがおすすめです。また化学繊維でも汗を吸い取って逃がすものが出ているので、使用してみるといいでしょう」

男性ビジネスパーソンは、とくに次のことであせもの予防ができるという。

「男性は、よく頭に汗をかくので、首に汗がたれてきてあせもになりやすいです。首にタオルをかければいいですが、むずかしければネクタイをゆるめてエリの部分をしめないようにしましょう。とくに、エリやベルトなど、きつくぴったりしめるところに汗がたまりやすく、あせもになりやすい上にかゆみもでやすいです」

夏場はクールビズで、ネクタイをしないスタイルもOKな職場もあるだろう。あせもを予防するためには、できるだけネクタイはつけず、エリをきつくしめないほうがいいそうだ。

■あせもやかゆみを悪化させるNG行動

もしあせもができてしまい、かゆくなった場合、仕事に集中できなくなる恐れもある。できるだけ早く治したいが、次のことをするとあせもやかゆみが悪化してしまうというから注意が必要だ。

・かく
・温める
・軟膏を塗る
・スキンケアのパックをする

「かくと皮膚が壊れてしまい、発疹が広がってしまうことがあります。また、温めると血流がよくなってかゆみを感じやすくなるので避けましょう。氷枕をタオルでくるんで当てて冷やすと、かゆみはおさまります。また、ベタベタした形状の軟膏などを塗ると毛穴がふさがってしまうのであせもにはよくありません。パックも避けましょう」

■皮膚科での治療と市販薬について

もしあせもができてしまって気になる場合、皮膚科ではどんな治療がされるのだろうか。

「あせもには『カラミンローション』という収斂剤(しゅうれんざい)を塗ると、だいたい解決します。もしかゆくなっている場合にはステロイド剤や炎症を止める塗り薬を塗ることもあります」

ところで、店頭ではあせもの市販薬も見かけるが、どのように付き合っていけばいいだろうか。

「市販の薬で治っている人もいるので、使ってみて症状が緩和するようなら問題ないでしょう。もし改善しないようなら、皮膚科に行ってください」

■梅雨の肌トラブルは他にも

ところで、梅雨の時期はあせもだけでなく、他の肌トラブルも起こりやすいという。

「気温が上がってくると、汗だけでなく皮脂の分泌も増えるため、ニキビもできやすくなります。あせもは汗の管がつまることでできるものですが、ニキビや吹き出物は脂肪の管がつまることでできることがあります。多湿の梅雨の時期は、汗や皮脂が大量に出ても、逃げどころがなくなってしまうため、管がつまってしまい、肌トラブルが起こりやすいのです。

また、皮脂が出過ぎると管が広がって毛穴が開くため、日光に当たって皮脂が酸化して黒くなり、黒ずみになることもあります」

梅雨の高温多湿の時期に汗をかいたら、できるだけ早めに乾かすことであせもは予防できる。

普段から着るものの素材や、着用の仕方にも気配りたい。

あせもに限らず、肌トラブルが起きて気になるようなら皮膚科に相談しよう。

(取材協力)
皮膚科医 蘇原 しのぶ(そはら しのぶ)先生

取材・文/石原亜香利

@DIME編集部

最終更新:6/24(土) 10:30
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