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「挑発は競技の一要素」。シメオネ、ベッカムとの騒動を振り返り「彼は正しかったのか?」

6/25(日) 9:01配信

フットボールチャンネル

 フットボールチャンネルの次世代サッカー情報番組『F.Chan TV』。第53回に、実況アナウンサーの倉敷保雄氏、解説者の玉乃淳氏がゲストとして登場した。

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 番組では、6月20日にカンゼンから発売されたアトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督の自叙伝『信念~己に勝ち続けるという挑戦~』の発売を記念し、同監督のこれまでのキャリアを振り返った。

 シメオネは現役時代、世界各国の名クラブでプレーしアルゼンチン代表として3度のW杯を経験するほどの名選手だった。彼のアルゼンチン代表としてのキャリアの中で特に話題となったのは、元イングランド代表のデイビッド・ベッカムとの騒動ではないだろうか。

 ベッカムは1998年に開催されたフランス・ワールドカップの決勝トーナメント1回戦、アルゼンチン対イングランドにおいて、シメオネによって退場に追い込まれた。シメオネからタックルを受け倒されたベッカムは、倒された状態のままシメオネの足を軽く蹴りシメオネを倒したのだ。それを見ていた主審のニールセンは、ベッカムにレッドカードを提示した。

 シメオネは「挑発は明らかに競技の一要素である。挑発について言えるのは、自分たちが利を得る相手の行動を生じさせるということだ」と『信念』で語っている。さらに同書では、ベッカムとのこの一件について「ああいった状況を生み出した私が悪いのだろうか? そうだとすれば、自分を退場に導いた彼は正しかったのか?」と持論を展開している。

 玉乃氏はこれに対し「挑発もサッカーの一部だということを、完璧にシメオネ監督はこの時、いやおそらく5歳の時から理解していたのでは」とし、「ベッカムはそれを多分十何歳の時に気づいたんでしょうけれども、シメオネの方が早かった(笑)」と倉敷氏も同調した。

 シメオネはこの試合で、「一つの状況を生かして利益を得た(『信念』より引用)」に過ぎない。この一件は、28歳のシメオネが、当時23歳だった若きベッカムより何枚も上手だったことを証明した瞬間だったのだ。

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