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全米2位の松山英樹が、全英オープンに向け異例のスケジュールで臨む

6/25(日) 8:10配信

webスポルティーバ

WEEKLY TOUR REPORT
米ツアー・トピックス

「残念ながら優勝はできなかったけれど、今日、いいプレーができてよかった」

【写真】メジャータイトルを目指す、もうひとりのスター

 これが、先の全米オープンを2位でフィニッシュした松山英樹の、私が聞いた第一声だった。

 さぞ悔しいだろうと思っていたが、不満足な結果に終わったときの、いつもの声のトーンとはちょっと違っていた。どちらかというと、久しぶりに自分の思ったプレーができたことへの喜びからだろうか、その声からも充実感があふれていた。

 そうか……、結果よりも”どれだけ自分が納得したショット、パットが打てるか”――これが、松山の評価基準だったな、と改めて思い出した。

 今年2月、ウェイストマネジメント・フェニックスオープンでツアー4勝目を挙げたときも、優勝しても「ショットはよくなかった」と不満を漏らしていた。それほど、松山は自らのショット、パットへの基準、それに対する自己評価は厳しい。

 全米オープンでは「65」をマークした2日目、そして強風の中で「66」とその日のベストスコアをマークした最終日の2日間は「最高」のプレーだったと評した。

 とりわけ、初日の「最悪」から「最高!」へと評価が一変した2日目は、ショットが冴え、パットも決まった。久しぶりに好調だったショットは、5戦4勝と快進撃を見せた昨年10月から今年1月以来の、精度の高さだったという。

 そういう意味では、今回2位に甘んじたのは、2オーバーと出遅れた初日と、スコアをあまり伸ばせなかった3日目が要因だったと言える。その辺りは松山本人もよく自覚している。そのうえで、メジャー制覇への手応えもつかんだようだった。

「2日間いいプレーができたので、あと2日間のよくない日をもう少しいいスコアで回れるようになったら、(優勝の)チャンスは増える。そして、チャンスはすごく増えてきていると思う」

 さて、次なるメジャーは7月、およそ1カ月後に全英オープン(7月20日~23日/イングランド・ロイヤルバークデール)が待っている。

 全米オープンが終わったばかりだったが、松山はその次なるメジャーに向けて、早くも冷静に分析していた。今回、2日間しかいいプレーができなかったことから、「(メジャー制覇のためには)準備の段階から、もう少し変えていかないといけないのかな、とすごく思いました」と語った。

 松山は、米ツアーが24~25試合、日本ツアーが1~2試合、それに1~2戦の非公式戦を含めて、年間27試合ほど戦っている。トップ選手は皆、それくらいか、いやむしろもっと少ないかもしれない。タイガー・ウッズなどは、全盛の頃は年間20試合に満たないことがほとんどだった。

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