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2年後には「検索」がなくなる!?SiriやAlexaの次に来る第3世代のAIとは?

6/25(日) 8:11配信

@DIME

ここ数か月、テレビや新聞などで「AI」という言葉を目にする機会がまた増えてきた。実は、今まで目にしていた「AI」とは実情が全く異なっている。最前線で何が起きているのか。最先端研究者の清水亮氏に、わかりやすい具体例を挙げながら解説してもらった。

◎あと2年もすれば「検索」がなくなるかも

 今、AI最前線と目されているグーグルAlloやiOSのSiri、アマゾンのアレクサなどは、専門的に言えば、ひと世代前のAI。私たちが最先端で研究しているAI(第3世代)は、その可能性がケタ違いです。

 例えば、私が「お腹空いた」とつぶやく。従来型AIは「近所で評判の店」を列挙するでしょう。しかし、第3世代なら、その時の私の顔色や表情をインカメラで見て、「今日は元気がなさそうですね。ランチにうどんでもいかがですか?」などと私の気分や体調を気遣ってくれ、さらにそれをふまえて提案してくれるわけです。

 私が情報をインプットしなくても、AI自身がつぶやきやカレンダー、SNSから情報を拾い、趣味嗜好や状況に合った提案をする。AIの進化のスピードは読めませんが、あと2年もすれば「検索」という行動が不要になり、あらゆることをAIが先読みして「提案」してくれる時代がくるかもしれません。

 昨年、名人棋士に勝った囲碁ソフト「AlphaGO」は、第3世代に近いAI。囲碁というゲームは計算だけでなく、勘や感性の鋭さがなくては勝てません。「AlphaGO」が人間に勝ったということは、勘や感性という人間特有と思われていた部分でも、AIが人間に勝てることを示しています。しかも、こうした「AIの天才」は一度、作ってしまえば、人間と違い、簡単にコピーできてしまう。知能面では、今後もどんどん凌駕される分野が増えるでしょう。

◎料理人は消えても「グルメ評論家」は残る

 では、人間はAIとどのようにつきあっていくのか。人間とAIとの決定的な違いを考えると、それは感情や経験でしょう。他人と共感したり、感動したり、共感させたりすることはAIにはできない。人として生まれ育ち、学ぶというプロセスを経なければ経験は語れません。

 職業で言えば、レストランの料理人は消えても、グルメ評論家は生き残る可能性が高い。味や美しさという感性ではAIにかなわなくても、「旨い」と言えるのは人間だけ。外科医の神の手もAIが代替できるでしょう。工学的な問題は残りますが。しかし人の感情を揺さぶったり、人をもてなしたりする仕事は人間にしかできません。そういう意味で人間の存在価値は変わらないと思います。

文/編集部

※記事内のデータ等については取材時のものです。

@DIME編集部

最終更新:6/25(日) 8:11
@DIME

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