ここから本文です

Amazon Dash Buttonを応用したIoTカスタマイズボタン「goButton」が話題

6/25(日) 11:30配信

@DIME

洗剤やミネラルウォーターなど、すぐに補充しなくてはならない日用品を、ボタンを押すだけで注文できるAmazonのDash Button。インターネットに接続して使う小型のワイヤレスボタンは、欲しい商品ごとに1個500円かかるが、ボタンを通じた初回注文時に請求額より500円差し引かれるので、実質的に無料となる。

【写真】Amazon Dash Buttonを応用したIoTカスタマイズボタン「goButton」が話題

Dash ButtonではAmazonで特定の商品の購入ができるだけだが、Amazonのクラウドを利用したIoTボタンとしての活用に、開発者が注目。Amazonは、企業向けクラウドサービスAWSのユーザー向けに、プログラミング可能な「AWS IoTボタン」を20ドル(約2,200円)で提供し、AmazonクラウドにおけるIoTボタン活用シーンの拡大を奨励している。

そんな活用ガジェットのひとつ、「goButton」というIoTボタンが、現在クラウドファンディングで資金調達中だ。カスタマイズ可能なボタンのユーザーを対象としているが、設定はきわめて簡単。プログラミング不要の優れものだ。

goButtonは公式のAmazon製品ではなく、法人向けにトラッキングシステムを提供する米国のVisybl社が「Amazon Buttonパートナー」として開発したもの。AmazonのDashボタンと同じハードウェアを使用している。

利用のシーンは幅広い。オフィスのプリンターなど機器のメンテナンスや宅急便のピックアップを呼び出したり、「コーヒー淹れたよ!」と同僚に知らせることもできる。いちいち電話をかけたりPCやスマホで同じ作業を繰り返す必要もなく、大いに時間を節約できる。

iOSとAndroidの両方で利用可能なgoButton専用アプリで、まずWi-Fiネットワークに接続する。いったんWiFiに接続されれば、完全に独立したシステムとなる。多くのBluetoothベースのスマートボタンとは異なり、操作するためにスマホを近くに置く必要はない。

Wi-Fi接続環境さえあれば、家庭、職場、病院、倉庫など、場所を選ばず利用可能だ。だれでもボタンを押せるので、サービスは万人に開かれているが、クラウドのバックエンドでアクションには制限をかけられる。

goButtonアプリを使用して、ボタンを押して起こすアクションをクラウドに伝える。たとえばプリンターに問題が起こってIT管理者にSMSを送信する場合、アプリに管理者の電話番号とメッセージテキストを入力しておけば完了だ。

さらにアプリまたはウェブポータルから、SMSやSkype、Slackなどの外部サービスとの統合もできるので、ボタンを押すたびにメッセージを送信できる。goButtonが押されたときに呼び出すサービスを決定するだけ。

「OK」「HELP」「ALERT 」の3つの標準ラベルを使っても良いが、タスクに合わせたラベルをカスタマイズして、用途ごとのボタンをいくつも作れる。オンラインのgoButtonラベルデザイナーで、好きなテキストとデザインのラベルを作り、ソーシャルメディアでシェアもできるようになっている。

Amazon Dashのボタンと同様に、goButtonのバッテリーは交換不能だが、最大2,000回までクリックできる。1日2~4回のクリックで最大2年がバッテリーの寿命となるので、1日に何百回もクリックするようなシチュエーションには向かない。モバイルアプリとウェブアプリでボタンのバッテリーを監視できる。

6月17日の時点で、5,000ドル(約554,000円)の目標額に対し7,000ドル(約775,000円)の資金を集めている。締め切りの7月上旬まで、「OK」または「HELP」ボタンを40%オフの29ドル(約3,200円)から注文可能。また、B to Bサービスとして50個セットの「Small Biz goButton」キットを55%オフの1499ドル(約166,000円)で提供している。詰め替え注文やサービスのリクエスト、または単なる「コールミー」リクエストなど、自社の商品やサービスに直結するようあらかじめ設定されたgoButtonを顧客に提供し、永続的な関係を強化する手段とする。AmazonもDash Buttonを導入して1年で、ボタンによる注文は5倍にアップしたとのこと、スモールビジネスへの活用も効果が期待できるだろう。出荷は今年の11月から開始予定だ。

文/三崎由美子

@DIME編集部

最終更新:6/25(日) 11:30
@DIME

記事提供社からのご案内(外部サイト)

@DIME

小学館

2017年11月号
9月16日発売

定価600円

RIZAPの真実。
2018年最新手帳 格付けレビュー
スーパー中学生のつくりかた