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働くF2層のストレス解消のキーワードは「コーピング価値」

6/25(日) 12:10配信

@DIME

ビデオリサーチは、6月8日、ひと研究所セミナー2017「F2ライフは“モヤモヤフルネス”」を開催した。セミナーでは、F2をターゲットとしたビデオリサーチ内の研究プロジェクトである「f2ラボ」リーダー・村田玲子が、F2層が置かれている現状と、ストレス対処のキーワードとなる“コーピング価値”について発表した。
※F2:35~49歳女性

【写真】働くF2層のストレス解消のキーワードは「コーピング価値」

■35~49歳女性は9割近くが日常的にストレスを感じている=モヤモヤフルネス

f2ラボでは35~49歳の女性=F2層をターゲットに、ストレス対処と消費行動について分析を行なった。その結果、「普段の生活の中でモヤモヤ・イライラ・ストレスを感じることがある」F2層は87%にも及ぶことが判明した。つまりF2層とは日常にモヤモヤが溢れている“モヤモヤフルネス”な年代と呼ぶことができる。

■F2が担う多様な役割

F2は妻・母・親から見ると娘であったりと、担う役割が多く、かつ同じF2でも置かれている状況は様々。やることに溢れたワーキングママ、親のことや将来の不安がちらつくワーキングシングル、女性活躍が謳われる中で肩身が狭く感じるようになってしまった専業主婦など、家庭や職場で、求められる役割が多くなり、複数の役割をこなす「掛け持ち生活」の割に理解や承認が少ないなど、女性たちの悩みも複雑化しているのだ。

■F2は自分に使える時間もお金もない!?

また、F2は他の世代に比べて、総労働時間(家事育児+仕事)の平均が平日・土日ともに一番多く、平均世帯年収は最も高いものの、自分自身が使える額は一番低いという結果が出た。つまり、「時間」や「お金」についての制約が多いのもF2ライフの実態と言える。

■F2は日常生活の中で賢くストレス解消

では仕事に家事に忙しく、制約も多いF2はどのようにして“モヤモヤフルネス”な生活を切り抜けているのだろうか。ストレス解消というと一般的には「大きな買い物をする」「旅行に行く」「運動をする」などが挙げられる。しかし今回の調査で、F2が“モヤモヤ・イライラ・ストレスを感じたときについ取ってしまう行動”の上位を占めたのは、日常生活の中にある行動だった。「ついついいつものスーパーではなく、買うわけではないがお洒落な輸入食品店に足が向く」「慌しい日にはコンビニスイーツでほっと一息」、「気持ちよく眠るためにあれこれとグッズを揃えてしまう」、こんな経験がある人も多いのではないだろうか。実は日常生活におけるこれらの行動こそが、モヤモヤを軽減しているのだ。

■F2のストレス解消のキーワードは“コーピング価値”

心理学では、負の心理状態にあるときに気持ちを持ち直すためにとる考えや行動のことを“コーピング”と呼ぶ。f2ラボは、コーピングのために行なう活動を「コーピング消費」と名付けた。さらにそこに隠された「コーピング価値」に着目し、F2のストレス対処について分析を行なった。

「コーピング価値」とはf2ラボが定義した概念で「コーピング消費の裏側にあるコーピングの本当の目的」のこと。モヤモヤは、コーピング消費という行動そのものではなく、その行動を通して、その裏側にあった自分でも気付かなかった「こうありたい」「こうなりたい」「こうされたい」という気持ちが満たされることで解消に向かうのだ。

■コーピング価値の事例~大人の塗り絵

従来の塗り絵は、見本に沿って色を塗ることで、塗る過程の楽しさや完成する喜びを得るものだった。しかし「大人の塗り絵」は繊細な下絵が特徴で、パーツが細かいため自然と塗る作業に集中・没頭することができる。作業している間は日常的な雑念・モヤモヤを頭から追い出せるため、心が落ち着き、安心・安定といったコーピング価値につながる。

f2ラボは、この「安心・安定」のようなコーピング価値が、全部で6パターンあることを調査によって明らかにした。

ストレスを感じたときに取りやすい行動にある「ぼーっとする」には「逃避・忘れる」が、「人と話す」には「受容・承認」の“コーピング価値”が該当する。

これら日常生活の中の行動は、一見あまり生産性が無いようにも見えるが、実はコーピング価値を持ったストレス解消法だと言えるのだ。

文/編集部

@DIME編集部

最終更新:6/25(日) 12:10
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