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森永卓郎氏が注目する富山県の住まい方 世帯の全収入高く豊かな生活実現

6/26(月) 17:00配信

マネーポストWEB

 家計を節約するためには、具体的にどんなことをすればよいのか。経済アナリスト・森永卓郎氏が、家計の固定費の節約術を紹介する。

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 昨年の電力自由化に続き、今年4月から都市ガス料金の自由化が開始されたので、電気・ガスのセット販売割引プランに契約を変更すれば、光熱費は確実に節約できます。

 すでに大阪圏では、関西電力が電気・ガスのセット割を開始し、先行していた大阪ガスとの間で値引き戦争が起こっています。首都圏でも、動向が注目されていた東京電力が7月から、先行する東京ガスより安いセット割料金での参入を発表し、いよいよ東京電力と東京ガスの全面戦争が始まります。

 東電に対抗し、東ガスがさらなる割引に踏み切る可能性もあるので、焦る必要はありません。両社の今後の動きを見極めてから、比較検討して選択するのが得策でしょう。

 保険も、特に高齢の人は大きな節約が可能です。高齢期になったら、死亡保障を小さくする一方で医療保障を充実させるという人が一般的だと思います。

 しかし、高額療養費制度があるので、現実にはそれほど厚い医療保障は必要ないのです。

 例えば、70歳以上の一般(年収)の人なら、1か月にかかる医療費の上限額は4万4400円で、それを超えた分はこの制度により国から払い戻しを受けられるのです。つまり、ほとんどの人は高齢になったら、死亡保障も医療保障も小さくして心配ないと思われます。

 住居費については、狭い家に移るだけで家賃を下げることができるし、可能であれば郊外に移り住むことで家賃だけでなく物価も劇的に下げることができます。

 住まいのあり方で私が注目しているのは、富山県のケースです。富山県では大家族で暮らす世帯が多く、1人当たりの所得は決して高くありませんが、家族の中で働ける人はみんな働いているために世帯としての全収入は高く、豊かな暮らしを実現しています。

 この例を見習って、例えば親がすでに郊外に住んでいれば、同居は無理にしても、子供たちがみんな親の近くに固まる形で移り住むようにすれば、家族全体として無駄な支出を抑えることが可能になります。

 いわば昔の大家族で暮らすパターンに戻すことが、家計を効率化させる最もいい手段なので、可能な人は一考の価値ありです。

※マネーポスト2017年夏号

最終更新:6/27(火) 13:30
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