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17カ国展開のハフポスト、いかに各国連携を強化するか?:新任国際ディレクターの課題

6/26(月) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

ハフィントン・ポスト(以下、ハフポスト)は、より統合された世界的なニュースルームになるというミッションを、1歩先に進めた。

17のエディションで展開しているハフポストは、世界的な関心の集まる記事については、各ニュースルームをさらに緊密に連携させようとしている。そこで、この編集方針を実施するにあたって、ポリティコ・ヨーロッパ(Politico Europe)の編集者でニューヨーク在住のルイーズ・ロウ氏を国際ディレクターとして採用した。これは簡単な課題ではない。ハフポストは世界展開のために、現地の組織と提携を重ねているからだ。

世界的な移民の危機、テクノロジーの変化による雇用の変質、民族ナショナリズムの台頭、気候変動といったニュースはいずれも、ハフポストが地域を超えて協力を強め、編集に取り組みたいと考えているニュース分野だ。

グローバル展開の課題

その規模の大きさにもかかわらず、ハフポストはすべてのパブリッシャーと同じようなビジネスモデルの圧力に直面しており、編集による報道の差別化は維持しなければならない。ハフポストの編集長、リディア・ポルグリーン氏は、「従来からある大きな出版社から新しいデジタルの新興企業に来た人はみんな、デジタル広告の価格が下降を続けるなかで、ジャーナリズムを支える方法を見つけようと懸命だ。だから、報道のインパクトと充実度を高める必要がある」と語った。

ハフポストは世界中に広く展開しているが、その一部は現地のパブリッシャーとの提携によるものだ。フランス(ル・モンド[Le Monde])、スペイン(プリサ[PRISA])、日本(朝日新聞)は、そうしたモデルとなっている一方、ハフポストUK、ハフポスト・カナダ、そしてハフポスト・ブラジルは、ハフポストの完全子会社だ。

「我々は(各ニュースルームを)さらに一体化したいが、その際、各市場に特有の現地の感覚を失いたくはない。直面している大きな課題のひとつに、ジャーナリズムの言葉とスタイルが市場ごとに違うことがある」とポルグリーン氏は言う。非英語の10のエディションと同じように、英語の各エディションについてもこれが言える。「英国のジャーナリズムには米国の我々が使わない、守りたい言い回しがある」と同氏は語った。

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