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ビジネスの理不尽な場面、「反論するとき」に日本人がバカにされる3つの英語

6/26(月) 7:10配信

NIKKEI STYLE

 ひとつの言葉は様々な顔を持っています。日本人の言葉が意図していない意味合いで伝わることもあります。日本人向けの英語教育で豊富な経験を持つデイビッド・セインさんが、日本人が使いがちな言葉から「影にある意味」を紹介します。今回は反論したいときの場面です。

◇  ◇  ◇

 仕事をしていくうえでは、理不尽な場面に出合うこともあります。「あなたが何も言わなかったからこんなことになってしまった」と根拠なく責められるような場面で「あなたの言い分には根拠はないですよ」と自分の立場を果たしてきちんと説明できるでしょうか。

 You should have said something. This is your fault.「あなたは何か言うべきでした(それなのに言いませんでした)。あなたのせいですよ」。こう言われて反論したいとき、どう言えばいいでしょう?

▲It's not my fault.
正しい訳:それは私の落ち度ではありません。
影の意味:それ、私は悪くないもんね。

 とにかく「自分の落ち度ではないことをいきなり主張する」ことは非常に子供っぽいと取られます。

▲It's Jane's fault.
正しい訳:それ、ジェーンの落ち度です。
影の意味:(私のせいじゃない)ジェーンのせいだもん。

 実際、あなたの落ち度ではなくジェーンの責任であったとしても、いきなり人のせいにするのは社会人として、成人としてのやり方ではありません。

▲Don't blame me.
正しい訳:私を責めないでください。
影の意味:私のせいにしないでよ。

 Don't … は「~しないでください」という命令文です。命令文がぴったりくる場面もありますが、「私のせいにしないでよ」はただ防御にまわっているニュアンスがあり、理論的なニュアンスはがありません。

これなら「影の意味」はない!

◎Let's not play the blame game.
 非難し合うことはやめましょう。

 play the blame gameは「非難合戦をする、責任をなすり合う」。Let's not …は「~しないようにしましょう」。冷静な言い回しになります。

◎I know why you're angry, but I didn't cause this problem.
 怒っている理由は分かりますが、私がこの問題の原因ではありません。

 cause this problemは、この問題を起こす、この問題の原因となる。

 このような場面では明確に否定することがベストです。ただし、責める相手は事実を確認する以前にとにかく怒りをぶつけることもあります。I know why you're angry,「あなたが怒りをもっている理由は理解できますが」は自分の怒りをいったん収めて相手の気持ちを理解しようとする姿勢を示す表現です。

◎Could you explain how this is my fault?
 これがどうして私の落ち度であるのか説明していただけますか?

 いきなり弁解をせず、まず相手の言い分を聞こうとする姿勢がよく分かります。反論、弁明はそれからでも遅くありません。Could you …? はどんな場面、どんな相手にも安心して使える丁寧な依頼表現です。

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最終更新:6/26(月) 7:10
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