ここから本文です

若手NPO、「硬い」政治をボードゲームで「柔らかく」

6/26(月) 18:29配信

オルタナ

2015年の6月に「改正公職選挙法」が成立し、選挙権が20歳から18歳以上に引き下がったことは皆さんの記憶に新しいと思います。しかし、年齢が引き下がるだけでは「若者の政治参加」にはつながりません。「地味」や「面白くない」というこれまでの「政治」のイメージを覆し、若い世代に楽しく興味を持ってもらうために、「政治」を題材にしたボードゲームを開発した若者たちのNPOを紹介します。(JAMMIN=山本 めぐみ)

興味のある人しか参加しない。若者にとっての「政治」

お話をお伺いしたのはNPO法人「僕らの一歩が日本を変える。」(通称「ぼくいち」)(東京)の副代表理事を務める村山俊洋(むらやま・よしひろ)さん(22)。都内の大学に通う大学4年生です。

村山さん自身、もともと政治に興味はありませんでしたが、高校3年生のときにぼくいち主催のイベントに参加し、政治に興味がない同世代の若者にどう政治の面白さを伝えるかを考えたり、そのための企画をプロデュースしたりするところに面白さを感じ、スタッフとして加わったのだと言います。

「若者向けの政治イベントを開催しても、基本的にはもともと政治に興味がある人しか参加しない。政治に興味を持つとか持たないとかいう以前に、政治を違う切り口で伝え、何か興味のあることと絡めて楽しんでくれたら、自然と政治にも目がいくようになる。ゲームなら、若い子たちが楽しみながら、政治を知るきっかけになると思った」。1政治とゲームを結び合わせた背景について、そう話します。

政治を楽しく学ぶボードゲーム「CANVASS」

村山さんが主体となって開発した「CANVASS(キャンバス)」は、4~7人で遊ぶことのできる「国の政治」をテーマにしたボードゲーム。

プレーヤーはそれぞれ国会議員になりきり、ゲームを進行しながら「演説をする」、「政策をつくる」、「イベントに参加する」の3つから自分のとりたいアクションを選択。アクションに応じて獲得できる「人気」と「実績」、それぞれのポイントを他のプレーヤーと奪い合い、最後に合計点が高い人が勝ちというルールです。

たとえば、「イベントに参加する」というアクションを選んだ場合、プレーヤーは「イベントカード」の中から1枚を選択。「テレビ出演」カードを引いたら、自分の持っている「実績」ポイントの半分が「人気」ポイントに加点されます。

「育児休暇」カードを引いたら、1回休みになる代わりに「人気」ポイントが加点される、といった具合です。

1/2ページ

最終更新:6/26(月) 18:29
オルタナ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

第一特集「難民・人権問題でビジネスは無力か」
ゴールドマン・サックス証券、プロボノで支援
難民支援 独、米国、韓国の最前線を追う
企業の人権問題、成長・リスクの分水嶺