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町家からポシュテルまで!ふれあいと体験を重視した京都の最新ホテル事情

6/26(月) 7:20配信

@DIME

■親戚の家みたいにアットホームな町家の宿

 京都では訪日外国人観光客の増加に伴い、宿泊施設不足が深刻。それを補うように次々誕生しているのが、アパートや京町家など、小規模の宿泊施設だ。

【写真】町家からポシュテルまで!ふれあいと体験を重視した京都の最新ホテル事情

「京都茶の宿七十七 二条邸・二条別邸」もそのひとつ。名前からわかる通り、お茶がテーマの宿で毎週お茶の指導を受けているスタッフがゲストをもてなす。

「外国からのお客様の場合、さりげないサービスよりもわかりやすいサービスが好まれます。スイカが届いたので食べませんか? おにぎりを作るけれどいかがですか? など、おばあちゃんがちょっとお節介をするようなサービスを心がけています」(七十七代表取締役 大門真吾さん)

【問】京都茶の宿七十七 二条邸・二条別邸

「京町家、アパートなど5部屋以下の小さな施設が4倍以上に増えました。これは京都ならではの現象です。ただ、ホテル業とは無縁だった人がオーナーですので、適正な料金や部屋の管理の仕方など判断がつきかねているなど課題は多いようです」(ブッキング・ドットコム西日本地区統括部長 高木浩子さん)

 そのため、ブッキング・ドットコムでは管理画面を通して、適正な料金などオーナーの“困った”を解決。施設のオーナーもブッキング・ドットコムのアドバイスを参考にすれば、料金やサービスの適正を知ることができそうだ。

■京都の泊まれる本屋はビールだって飲める

 まるで大好きな本屋の中で泊まっている気分になれる「BOOK AND BED TOKYO」の京都店。京都・一乗寺にある本にまつわるセレクトショップ「恵文社」が選んだ本がズラリと並ぶ。宿泊客限定のバーで京都産クラフトビールを購入できるのも京都店ならではのぜいたく。

「本や漫画を読みながら、いつの間にか寝落ちする。そんな心地いい空間を目指しています。ベッドやシャワーは使えませんが、京都店ではデイタイム利用もできます」(スタッフ 山元咲奈さん)。

 コンセプトが明確なため、旅の宿としてだけではなく、本好きのご近所さんによるお泊まり会も多いという。その数は海外旅行客とほぼ同じで、利用者の3分の1。

「海外メディアでの露出が多く、いろいろな国のお客様がいらして交流が楽しいです。年齢層でいうと20~30代が多く、ブログやインスタでココを知ったというお客様も多いですね」(山元さん)

【問】BOOK AND BED TOKYO-KYOTO

■格安で豪華施設のポシュテル

 高級なという意味のポッシュとホステルを組み合わせたポシュテル。海外で人気の“ちょっと豪華なホステル”で、日本でも脚光を浴びている宿泊施設だ。

 京都駅近くの「ピースホステル京都」もそのひとつ。世界のホステルやゲストハウスを表彰するHOSCARS 2017で、日本のベストホテルに選ばれたピースホステル三条の系列店だ。

 ブッキング・ドットコムほか世界の宿泊施設を扱う予約サイトからの予約が大半で、日本人の利用は8.7%。「日本のどこよりも京都が好きだ」というヨーロッパと南北アメリカからのゲストで約4割を占めるという。

 ホステルというとドミトリー(相部屋)をイメージするが、ピースホステル京都はドミトリー4室のみで、そのほか46室が個室。

「2名で旅をする人が多いので、ツインとダブルを中心とした構成にしました。客室は清潔で機能的なんですが、機能性、合理性を追求するとおもしろみがなくなります。ピースホステルは部屋だけで滞在するのではなく、建物全体で楽しくすごしてほしいので、旅人の出会いが広がる共用スペースを充実させました。合理性はないけれど、楽しいかなと思って」と独自性を語るのは、ピースホステル京都と三条を経営するTAT代表の田畑伸幸さん。

【問】ピースホステル京都

 今回紹介した3つの宿泊施設で共通しているのは、スタッフが積極的にゲストに声をかけ、コミュニケーションを楽しんでいるという点。清潔で機能的な施設というのは当たり前、よりぬくもりを感じる環境が求められているのだろう。

取材・文/大森弘恵

@DIME編集部

最終更新:6/26(月) 7:20
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