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イーロン・マスクは常人の「8倍速」で目標を達成している

6/26(月) 19:30配信

WIRED.jp

ロケット開発、自律走行車、大都市の地下を進むトンネル…と、さまざまなプロジェクトを恐るべきスピードで実現していく男、イーロン・マスク。彼の事業とほかの企業の取り組みを比較した結果、彼が通常の「8倍の速度」でプロジェクトを進めていることが明らかになった。

地下トンネルを使い、渋滞を解消しようという「ハイパーループ」構想

犬にとっての1年は、人にとっての7年に相当することをご存知だろうか? ふわふわした毛に覆われたあなたの友人は、人生のすべてを短い期間に凝縮しているのだ。

考えてみれば、次々と起業や発明を繰り出すイーロン・マスクは、ある意味でそんな生き方を体現しているように思える。テスラ、スペースX、そしてボーリング・カンパニーを率いる彼は、何事もたいていの人が可能だと考えるより、もっとスピーディーに実現されるべきだと信じているようだ。マスクの世界では“締め切り”が通常より短いので、3カ月なら十分な開発期間となる。では2020年は? 遥か遠い未来だ。

「1イーロン年」と、地球が太陽を1周する時間が等しくないのは明らかだ。そこでわれわれは、彼が目標として設定した期日や納品実績、そして未来予測を基に「1イーロン年」の長さを算出してみた。すると、彼の1年は彼以外の世界にとっての約8年に等しいことが明らかになった。以下、過去に彼が成し遂げたことを振り返ってみよう。

ロケットをつくる

2002年にマスクは、ロシアからロケットを買うのはコストがかかりすぎると判断し、自分でつくるべく「スペースX」の立ち上げを決心した。08年に彼の「ファルコン1」は、民間資本で初めて軌道に到達したロケットとなった。

2000年にアマゾンのジェフ・ベゾスも、民間宇宙開発ヴェンチャー企業、ブルー・オリジンを設立している。ブルー・オリジンは、ロケットの軟着陸を実証できたものの、宇宙に届きやすい高度まで到達しているに過ぎない。実際に軌道へ乗りそうな同社のロケット「New Glenn」は、2020年までの打ち上げが予定されている。

これは6年対20年であり、1対3.33の時間比となる。

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最終更新:6/26(月) 19:30
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