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中田久美と宮下遥、天才セッターの師弟が思い描く全日本女子の未来図

6/26(月) 17:20配信

webスポルティーバ

全日本女子・宮下遥インタビュー(前編)

 中田久美監督による全日本女子バレーボールチームが始動して約1ヵ月。このチームの「司令塔」と期待される、宮下遥選手にインタビューを行なった。まだ弱冠22歳だが、代表歴は5年を数え、五輪切符をかけた最終予選やリオ五輪を経験。たくましさと落ち着きを増した彼女に、新チームの印象や中田監督の指導について、話を聞いた。

【写真】全日本の監督、中垣内祐一と中田久美

――中田久美監督のもとで、新しい全日本の活動が始まりましたが、チームは今、どんな雰囲気ですか?

宮下 どういうチームになるのかは、まだ形が見えてないんですが、みんながそれぞれでチームを作っていこうという雰囲気が、選手側から出るようになってきました。すごくいい雰囲気だと思います。

――たとえば、どんな声が出ているのでしょうか?

宮下 本当に細かいことです。選抜チームということには変わりないので、「今のボールは私が行く」「あなたが行って」などです。スパイカーとセッターのコンビにしても、「もうちょっと早く出して」とか、セッター側からも「早く入ってほしい」「待ってほしい」という声ですね。お互い助け合うだけじゃなくて、これをしてほしいという要求をする声が出てきたところが、すごくいいなと思っています。

――中田久美監督の印象はどうでしたか?

宮下 誰でもそうだとは思うのですが、曲がったこと、中途半端なことは本当に嫌いな方なのだろうなという印象があって、本当にその通りの方でした。練習中に集中力が切れたような雰囲気の時は、練習を止めて「今のは何? 最初からやり直し!」とか喝を入れてくださることもありますし、逆に選手がいいプレーをしたり、がんばったりするところを見ると応援してくださったり、背中を押してくださることも、言葉や行動でしてくださいます。

“やりやすい”と言ったら、すごく軽く聞こえるんですけど、自分で迷うことがあっても、とりあえず間違っていたら久美さんが何か言ってくださるから、まずはやってみようという気持ちになりました。

――怖いなと思ったりしました?

宮下 うーん、怖い…っていうのはなんか当たり前というか(笑)。そうでなければ久美さんじゃない。

――女性の監督はやりやすいですか? 遠慮がないぶん、逆に厳しいとも聞きますが。

宮下 毎回聞かれるんですけど(苦笑)。女性が監督でも男性が監督でも、同じ監督なので、私にとっては変わらないです。

――宮下さんが初めて全日本に選出されたとき、当時、解説者だった中田さんは「見てなさい。この子はモノが違うから」と褒めていましたが、それを聞いてどう思われますか?

宮下 私の何を見てそうおっしゃってくださったのかわからないですけど、久美さんが予言したとおりになるように頑張りたいです。

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