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3連敗で「非常ベルが鳴る」浦和レッズ。プレー回路がガタつき始めた

6/26(月) 18:11配信

webスポルティーバ

 Jリーグ第16節、サガン鳥栖の本拠地に乗り込んだ浦和レッズは、2-1とあえなく敗れている。これでリーグ戦3連敗。順位は9位に転落した。

【写真】阿部勇樹は2月にこう語っていた…

「ヨーロッパだったら、浦和のようなビッグクラブが3連敗した場合、『監督交代』に関しての質問がある。皆さんは遠慮されているのだろう。浦和はサポーターも多く、期待されているだけに、結果に関しての責任は全て私にある」

 試合後の記者会見で、浦和の指揮官ミハイロ・ペトロビッチは自嘲気味に語った。

 もっとも、解任の気配は立ち上っていない。その理由は、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)で準々決勝に進出していることがあるだろう。また、年間勝ち点1位だった昨シーズンも、6月はリーグ戦3連敗を経験。ACLの消耗が国内リーグに出ている、という点では情状酌量の余地がある。

「コンディションの問題があった」

 ペトロビッチ監督も過去の試合、しばしばマネジメントの難しさを口にしてきた。

 しかし、それにしても今シーズンの浦和は安定感を欠いている。6-1、7-0という大勝した試合がある一方、3-3という大味な試合を演じ、完封した試合は16試合中たった2試合。優勝争いを考えると、緊急事態に近い。

「非常ベルが鳴っている」(ペトロビッチ監督)

 その表現は大げさではない。

 6月25日、ベストアメニティスタジアム。浦和は悪くない立ち上がりを見せている。右ワイドの駒井善成が渦の中心になって、積極的に突っかけ、守備の壁を打ち破ろうとした。その混乱に乗じ、ラファエル・シルバ、柏木陽介らが際どいシュートを放っている。

 しかし、守備に粘りがない。ロングボールからのダイレクトパスで手数をかけずに崩され、ビクトル・イバルボに2度もゴール前に迫られてしまう。

「守備に脆さがあった。細いところが雑になっている気がした」

 鳥栖の選手たちから洩れてきた浦和の印象は興味深い。例えばヘディングを競り合った後のポジションがずれ、準備が疎かだった。傲慢さではないが、「王者」としての自負がスキになっているというのか。

「浦和は強く、形を持っているチーム。我々は限界まで出し切れて勝てるかどうか、まずそこを突き詰めた。とにかくしっかり走り、ぶつかるべきところはぶつかった」(サガン鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督)

 勝負に対する謙虚さは対照的だった。後半に入った65分、鳥栖は右CKに小野裕二が頭で合わせた。小野は足をつりながらも、基本に忠実にゴール前でマーカーより一歩だけ前に出ていた。

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