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東芝の替わりは?  採用銘柄入れ替えで日経平均に波乱!?  

6/26(月) 17:31配信

会社四季報オンライン

 日本株式市場は決定的な手掛かり材料に乏しく小動きとなっている。6月初旬に米国株が高値を更新するなか、日経平均株価も一昨年11月以来となる2万円を回復、先週も高値更新となったが週末にかけてはジリ安となった。物色対象が「円安メリット銘柄」などというようにはっきりとしておらず、個別の材料で買われているにすぎないためで、相場全体は盛り上がりに欠けている。

 また、東芝(6502)の東証2部指定替えが決定されたことや、タカタ(7312)の民事再生法の適用申請など、悪材料が続いていることも要因だろう。加えて、14日の米連邦準備理事会(FRB)の利上げ決定にもかかわらず米国では長期金利が上昇せず、ドル高円安が進んでいない。これも日本の輸出企業の業績拡大への懸念材料となり、買い上がり難くなっている。

 ただ、日経平均株価が2万円を超えたことで一つの節目を抜けた感が強く、堅調な地合いが続いている。世界的な半導体需要の拡大を背景に電子部品株などもしっかりとした動きだ。為替の影響が比較的少なく、出遅れ感があるバイオ関連銘柄なども買い直されている。

■ 堅調な地合いは続かない? 

 盛り上がりに欠ける相場展開のなかでも売買高を伴って上昇しているのが、任天堂(7974)と村田製作所(6981)だ。ソニー(6758)やTDK(6762)、ソフトバンクグループ(9984)などの上昇が一服し、上値が重くなる中でも、堅調な展開を続けている。この二つの銘柄の上昇要因として、たとえば任天堂は新型ゲーム機「Nintendo Switch」の販売が好調なためなどととされているが、本当の上昇要因は別にあるのではないかと思う。

 特に、先週末に東芝の2部指定替えの報道があった場面で買われたということは、東芝が日経平均採用銘柄から外れる替わりに新規採用されるのではないかとの思惑があるからだろう。日経平均採用銘柄の入れ替えの際に新しく採用される銘柄は、指数に連動するETF(上場投資信託)など投資信託や、指数をベンチマークとする機関投資家やファンドなどの買いが期待されて買われることが多い。採用されないとなると一気に売られるリスクはあるが、採用された際の需要増に期待する買いが入るのである。

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