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かっぱ寿司 原価高いウニやイクラも食べ放題対象にした理由

6/27(火) 7:00配信

マネーポストWEB

 平日の昼間だというのに、かっぱ寿司・西宮前浜店(兵庫・西宮市)の店内には「食べ放題」待ちで10人ほどの行列ができていた──。

 6月13日から、かっぱ寿司は全国20店舗でこの食べ放題サービスを展開している。対象メニューは2貫100円(税別、以下同)の寿司や麺類、一部のデザートなど約90種類で、平日の午後2~5時限定のサービスとなる。時間制限70分で、男性1580円、女性1380円(65歳以上980円、小学生780円)という価格設定だ。西宮前浜店では、午後2時のサービス開始前の段階で待ち時間は2時間以上となっていた。同店のスタッフの声は明るい。

「今日は他の日に比べてまだ空いているくらいです。対象店舗には全国から応援のスタッフが来ていて、通常の4倍の人数で対応している状況です。なかには“車で2時間かけて来た”というお客様もいらっしゃいました。サービス開始初日はとくに大混乱で、売り切れるネタも出たほどです」

 男性1580円という価格設定にも、工夫の跡がうかがえる。『回転寿司の経営学』の著書がある評論家・米川伸生氏はこういう。

「1皿100円の回転寿司における平均客単価は1100円とされます。今回の食べ放題サービスは、“普通に食べていく客”ばかりであれば、損しないような設定だといえるでしょう」

 ただ、食べ放題だと“せっかくだから、もとを取ろう”と考える客も出てくる。実際、冒頭の西宮前浜店では、体育会系男子学生と思しき4人組が120皿を高々とテーブルに積み上げ、「大満足です」と満面の笑みで帰っていった。食べ放題サービスをやるとなると、そうした食欲旺盛な客層を引き寄せることになるが、「それでも今のかっぱ寿司にとってはやる意味があるサービス」(経済部記者)なのだという。

「今、業界最大手は『スシロー』で、“味のスシロー”の評価が定着している。2番手の『無添くら寿司』はサイドメニューの豊富さで勝負し、『すき家』のゼンショーHDが展開する『はま寿司』も出店攻勢で急成長中。

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最終更新:9/7(木) 17:12
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