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今更ながら、NMB須藤凜々花さんの結婚宣言を「哲学」してみた。

6/27(火) 11:00配信

文春オンライン

 先日話題になりましたNMB須藤凜々花さんの突然の「結婚宣言」。もはや説明は不要でしょうが、先の「AKB48選抜総選挙」で、20位という好位置につけた女性アイドルが、その祝福の場で「私、結婚します」とブチかましたというアレですね。この発言により、まゆゆこと渡辺麻友の卒業も指原莉乃の3連覇もすべてかすみ、投票したファンのみならずOBに芸能人に市井の人々まで巻き込んでそりゃもう大騒ぎでした。絶望、怒り、事情通アピールにジェンダー的ポジショントークなど、思い思惑が入り乱れてさながら感情フェスティバル。なんかAKBの歌でそんなのありそうですよね。「感情フェスティバル~純情ハンニバル~」とか、どうでしょう秋元先生。

 しかし私がこのフェスティバルで最も気になったのは、選挙前と選挙後の心変わりを嘲笑ツイートとともに晒されるファンのやるせなさでも、大島優子の帽子でも、2017年のいま、AKBをキャバクラになぞらえている毒舌タレントでも、「全て悪い大人たちが仕掛けたこと! 女の子は被害者!」としょんべんくせぇことのたまうネットメディアの人間どもでもありません。この須藤凜々花という女性が「哲学」に興味があると公言していたことです。話によると偏差値「67」というのもセールスポイントのようですね。「可愛さ」「無邪気さ」「ちょっぴりおバカさ」が売りになりがちなアイドル業界で、そっち側のアピールでがんばっていた女性が晴れ舞台でこういう形の爆弾発言を投下したということに、なんだか暗澹たる気持ちになったのでした。

恋愛の「後処理」はヒエラルキーしだい

 恋愛禁止という掟を破ったメンバーがその都度どういう対処をしてきたのか。記憶にあるものを引っ張り出してきますと、まず思い浮かぶのが峯岸みなみの突発性丸刈り動画です。あれは女性アイドルがカメラの前で坊主になるという衝撃より、未だに「落とし前をつける=丸刈り」という昭和イデオロギーがこの世界では有効なんだ……という驚きのほうが大きかった。そういう点で指原莉乃のスキャンダルも「落とし前をつける=地方に飛ばす」という、モーレツサラリーマンのそれに近いものでしたね。後はなんかもう「認めない」という形でスルスルっとなかったことにするとか、知名度の低いメンバーはそのままいなくなるとか、恋愛禁止ルールも本人のヒエラルキーによって様々に解釈されるんだなぁという印象でした。

 そこでです。私のような一般人レベルにはそこまで知られていなかった須藤さんは、恋愛スキャンダルに対してどういった行動を取るべきか。普段から「あの子はちょっと変わってる」キャラだったという須藤さんはきっと偏差値67の頭脳をフル回転させて考えたと思うのです。今まで誰も取らなかった方法を。「認める」「認めない」を超えたところにあるオリジナルな結論を。それが「結婚」だったのではないでしょうか。

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最終更新:6/27(火) 12:42
文春オンライン

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