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あの人気ドラマの主人公もアスペルガーだった?

6/27(火) 18:00配信

BEST TIMES

発達障害カウンセラーとして600人以上の症状改善・社会復帰に貢献する『隠れアスペルガーでもできる幸せな恋愛』著・吉濱ツトム氏が分析する。人気ドラマ「逃げ恥」の平匡とみくりもアスペルガーだった? 

逃げ恥の平匡とみくりはアスペルガー同士のカップルだった? 

  2016年に大ヒットしたTBS系ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の主人公・津崎平匡は、アスペルガーと思しき人物でした。星野源さん演じる平匡は、すご腕のシステムエンジニアである一方、気難しい性格で女性と付き合ったことのない35歳。新垣結衣さん演じるもう一人の主人公・森山みくり25歳と契約結婚に踏み切ったのは、利害関係が一致したから。平匡の家で家事代行をしていたみくりが思いつきで提案した結婚に、平匡は綿密な契約書を作成して応え、夫=雇用主、妻=従業員という「ビジネス婚」を未入籍でスタートさせます。

 世間の常識よりも、自分で決めたルールと合理性に徹底的にこだわる平匡は、非常にアスペルガー的です。その後、みくりと惹かれ合い、彼女から男女の関係に誘われたとき、「失敗するんじゃないか」という恐怖のあまり拒絶する「自尊感情」の低いところにもアスペルガーらしさが漂います。

 しかしよく考えると、この奇妙な結婚を持ちかけ、時に平匡以上に情緒に欠ける発言を繰り出すみくりも、相当変わった人物です(平匡が恋人としてプロポーズしたとき、みくりは「正式に妻になったら、タダで家事労働をしてもらえるから?」と糾弾します)。平匡の強烈な個性の前で見落とされがちですが、実はみくりもアスペルガー的要素を強く持っているのです。

認知されつつあるアスペルガー

 このドラマは漫画が原作で、平匡もみくりも架空の人物です。その2人がアスペルガーっぽいというのは、非常に興味深いところです。強い個性を持たせたほうが主人公としてのキャラクターが際立つという理由もあるでしょうが、ドラマの脚本は、その時代の世相を反映して書かれます。人気ドラマの主人公が2人ともアスペルガー的な要素を持ち合わせているというのは、それだけ世の中にアスペルガーが増えてきているということの表れなのかもしれません。

 事実、アスペルガーをはじめとする発達障害を持つ人は、年々増え続けています。これは、発達障害という言葉が広く認知されるようになったため、診断を仰ぐ人が増えたこと。
 そして、発達障害は遺伝するので、年を追うほど増え続けること。この2つが大きな要因となっています。

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