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全英V8狙うフェデラー、チリッチが優勝説に異論 「そうではない可能性も」

6/27(火) 9:53配信

THE ANSWER

ゲリー・ウェバーOPで完勝も、チリッチは今季の試合数の少なさを指摘

 ウィンブルドン(7月3日開幕)の前哨戦として行われたゲリー・ウェバー・オープンの男子テニスシングルスは、世界ランキング5位・ロジャー・フェデラーの優勝で幕を閉じた。1セットも落とさない盤石な仕上がりに、通算8度目の全英制覇に向けて優勝候補に推す声が増えているが、「そうではない可能性もある」と冷静に分析する“ライバル”が現れた。

【動画】前に後ろに相手を揺さぶり、股抜きショットも迎撃…ATP公式Youtubeが紹介した“芝の帝王”フェデラーの「超絶ラリー」

 フェデラーは、ハレでの決勝で20歳の新鋭アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)相手にストレート勝ちを収めた。“芝の帝王”が全英オープンの優勝候補として期待を集めるなか、ビッグサーバーとして知られるマリン・チリッチ(クロアチア)は少し違う意見を持っているようだ。

25日に行われたエイゴン選手権決勝で、世界ランキング25位のフェリシアーノ・ロペスに1-2と逆転負けを喫した同6位のチリッチは、英地元紙「メトロ」の取材で次のように語ったという。

「皆さんも知っている通り、ロジャーはあまりプレーしていない。だから彼の調子を知ること難しい状況だ。単純に彼の芝での戦績を見れば、彼は間違いなく本命に置かざるを得ないけれどね」

 チリッチが挙げた根拠のひとつが、今季のフェデラーの出場大会数。4月のマイアミ・オープンで今季ツアー3勝目をマークした後、全仏オープンを含むクレーコートシーズンを全休している。ゲリー・ウェバー・オープンで復帰後初優勝を飾ったとはいえ、今季芝初戦となった6月のメルセデス・カップではまさかの初戦敗退を喫しており、一概に好調とは言えないと考えているようだ。

「他の選手がベストではない」現状…「フェデラーとの差は広がっている」

 そして、チリッチは「フェデラー優勝説」は保証されるものではないと言葉を続ける。

「彼が優勝候補NO1だというのは、事実かもしれないし、そうではない可能性もある」

 記事では「もちろん彼は非常にいいプレーを見せると思う。ウィンブルドンに慣れているしね」とフェデラーの芝での強さを認めつつも、「確かにフェデラーと他の選手の差は広がっている。ただ、トップ選手たちがベストなパフォーマンスを見せていないということは言っておかなければならない」とその他の選手たちの状態について言及している。

 チリッチ自身、対フェデラー戦の通算成績は1勝6敗と相性が悪い。唯一の1勝は、2014年の全米オープン準決勝でストレート勝ちを収めたもの。同大会では勢いそのままに、決勝で錦織圭(日清食品)を破り、初にして唯一のグランドスラム優勝を果たしている。

 ウィンブルドンにおいては、過去3年のベスト8が最高位だが、メトロによれば、チリッチは自身の調子について「上手くやっているよ。特にこの数カ月は地に足がついている」と手ごたえを感じさせるコメントを残している。

 ウィンブルドンの地で躍動するのは、芝の帝王フェデラーか。それとも世界ランキング1位のアンディ・マレー(英国)や同4位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)、前人未到となる10度目の全仏オープン制覇を成し遂げたラファエル・ナダル(スペイン)、チリッチ、錦織らが意地を見せるのか。

 早くも全英オープンへの熱は高まっている。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:7/4(火) 1:08
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