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Facebookの動画戦略、情報筋が明かす「収益化」への道のり

6/27(火) 8:10配信

DIGIDAY[日本版]

Facebookはトップパブリッシャーと協力し、今夏を目処にオリジナル動画のリリースに向けて動いている。

情報筋によると、コンデナスト(Conde Nast)、マッシャブル(Mashable)、リファイナリー29(Refinery29)らは、Facebookと提携し、オリジナル動画を独占配信するという。ロイターの報道では、さらにBuzzFeed、Vox Media、ATTN、グループナイン・メディア(Group Nine Media)らとの提携も明らかになった。なお、これらの多くは、毎月Facebookから各種動画の制作費支援を受けているメディアだ。

「これはYouTubeのような体験を創り出すために、Facebookが仕掛ける戦略だ」と、情報筋は付け加える。

ふたつの動画ユニット

去年の終わりごろからFacebookは、モバイルアプリの動画タブでリデザインされる、エンターテイメントの動画コンテンツに投資し、配信の拡大を目指している。投資の方法はふたつある。ひとつは、オリジナル番組で「ヒーロー(hero)」と呼ばれているユニット。Facebookが完全にコンテンツの所有権を保持し、20~30分の長さで、脚本があるものとないものがある。もうひとつの「スポットライト(Spotlight)」と呼ばれるユニットは、より短い4~10分のコンテンツで、Facebookはコンテンツの所有権をもたない。

また、サイエンス、スポーツ、ポップカルチャー、ライフスタイル、ゲーム、ティーンネイジャーという6つの幅広いジャンルで展開する予定で、パブリッシャーから不評のハードニュースには手を付けない。情報筋の話では、オリジナルコンテンツの予算は低価格ケーブルテレビの予算に等しく、ひとつのエピソードにつき25万ドル(約2800万円)ほどで、「スポットライト」の場合は1万ドル~4万ドル(約110万~450万円)ほどだという。

ほとんどの動画コンテンツの取引は、「スポットライト」に集中している。パートナー企業は、複数の「スポットライト」をFacebookに販売しており、Facebookは独占的に7日間、それを掲載できるという。その後、コンテンツオーナーは自社メディアのサイトやアプリ上で「スポットライト」のコンテンツを自由に配信できる。2週間のFacebookでのプレミア期間のあと、「スポットライト」のコンテンツは、YouTubeやその他ソーシャルプラットフォームでも配信されると、情報筋は話す。

この動きは、Facebookが完全にコンテンツの所有権をもつオリジナル動画コンテンツの「ヒーロー」とは異なる。しかし、「ヒーロー」では大手のデジタルパブリッシャーと同様に、大手TV制作会社や放送局とも交渉し、コンテンツを購入している。そのため「ヒーロー」のコンテンツ数は、おのずと「スポットライト」と比べて少なくなる。

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