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電子タバコの蒸気にも、受動喫煙の害がある

6/27(火) 17:10配信

ライフハッカー[日本版]

電子タバコを使うと、どうしても周囲に蒸気を拡散してしまいます。この蒸気の二次的な害はかなり大きく、周囲にいて吸い込むと、特に小さい子供の場合は、健康に良くありません。

【画像】電子タバコの蒸気にも、受動喫煙の害がある

肺がタバコのタールで覆われることが無いという理由で、電子タバコの蒸気を吸う方が普通のタバコよりヘルシーだと考えられていますが、この蒸気も決して「ヘルシー」ではありません。

健康リスクを紹介するサイトSurgeon Generalが説明している通り、電子タバコを使うとき吸い込む煙には有害な化学物質と超微粒子が含まれており、それを肺の中に深く吸い込んでしまいます。電子タバコの蒸気の中には、ジアセチレン、ベンゼン、ニッケル、錫、鉛が見つかっています。さらに、科学者たちは、電子タバコに使用されている液体に含まれている化学物質が健康に及ぼす影響と、それが高温の煙になった際にどのように反応するかを見極めようとしています。加えて、電子タバコはニコチンを含んでおり、ニコチンは摂取の仕方に関係なく依存性が高いものです。

電子タバコを使いたいなら、もちろんその人の自由です。自分の健康にどのようが影響が出ようと、それは自分の責任です。問題なのは、電子タバコの使用者は、電子タバコから発散される有害な蒸気を他人も吸い込む可能性があると認識していないように見えることです。その蒸気は従来のタバコの煙より目に見えにくいのですが、周囲にいる人が受動的に吸い込んで健康被害を被ることが懸念される点で、受動喫煙と同じです。

疾病対策センターによる最近の報告書で、電子タバコを使用している成人の3分の1は蒸気の受動吸引が有害であると考えておらず、さらに子供への害はごくわずかであると考えている人が40%もいることがわかりました。でも、間違わないでください。本物のタバコではなくても、本物の危険はあるのです。

前述の有害化学物質に加えて、子供が受動的にタバコの煙にさらされた場合、ニコチン中毒、気分障害、衝動制御力の低下が偶発的なリスクとして挙げられます。ニコチンは若年層の脳内におけるシナプシスの形成の仕方も変化させるので、脳の発達にも影響を及ぼします。

疾病対策センターの喫煙健康課でリサーチ翻訳副主任を務めるBrian King博士は、規制が無く、電子タバコ製品の「新しさ」とタバコ産業が電子タバコを「健康的な代用品」として宣伝するせいで、誤解が生じていると語っています。

読者の皆さんは、どうか罠にはまらないでください。電子タバコとその蒸気は、普通のタバコと何ら変わらないので、使用する際は、よく注意してください。また、爆発することがあるので、その点も気をつけましょう。

Patrick Allan(原文/訳:春野ユリ)

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