ここから本文です

デジタルの時代に「レンタルビデオ店」が成功できた理由

6/27(火) 8:00配信

Forbes JAPAN

レンタルビデオチェーンが失敗した理由は単に「デジタル化」だけではないー。米中西部の「ファミリー・ビデオ」が実践する、チェーン店経営の極意とは。



「週末の夜は、お客さんで賑わいますよ。店の居心地がよいみたいです」

こう語るのは、米レンタルビデオチェーン「ファミリー・ビデオ」のキース・フーグランドCEO(57)だ。同社は米中西部の19州とカナダを中心に計759店舗を経営し、昨年は推定4億ドル(約445奥円)を売り上げている。

ブロックバスターをはじめとしたレンタルビデオチェーンが破綻し、ネットフリックスなど動画配信サイトが人気を集めるなか、同社が存続できている理由をフーグランドはこう話す。

「破綻の原因は『デジタル化』ではなく、しっかり経営されていなかっただけです」

例えば、ブロックバスターは映画のレンタル権の割引と引き換えに、売り上げも製作会社と分けていた。ファミリー・ビデオはレンタル権を100%取得。長期的に得している。また、ビデオやDVDの権利交渉は動画配信サイトと比べて制約が少ないため、より早く人気作を貸し出せるという強みもある。

店舗の土地を所有している点も重要だ。売り上げ次第で、店舗の縮小やテナントの募集ができる。ビデオやレンタルは廃れても、土地はなくならない。

店を開き、レンタル料で稼いだ収益でローンを返し、土地を獲得していく──。シンプルだが、効果的な経営だ。

Forbes JAPAN 編集部

最終更新:6/27(火) 8:00
Forbes JAPAN

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Forbes JAPAN
2017年11月号

株式会社アトミックスメディア

2017年11月号
9月25日(月)発売

890円(税込)

成功のヒントはフォーブスにあり!
Forbes JAPAN 無料会員に登録すると、すべての記事が読み放題。MY PAGEで記事の保存や閲覧履歴チェック、限定プレゼントへの応募も可能に。

Yahoo!ニュースからのお知らせ