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先輩の勧めは断れない!? F1初表彰台でランス・ストロール選手がシューイを披露!【2017年F1第8戦アゼルバイジャンGP】

6/27(火) 19:33配信

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2017年F1第8戦アゼルバイジャンGPが、バクー・シティ・サーキット(6.003km、周回数51周)で開催されました。

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グランプリの開催国、アゼルバイジャン共和国はロシア、ジョージア、アルメニア、イランと陸地でつながっており、レースが行われる首都バクーは油田によって19世紀から栄えた街で、近年再びバブルが訪れ「第二のドバイ」と呼ばれています。

バクー・シティ・サーキットはカスピ海に面する新旧市街地を舞台にしたコースで、昨年は「ヨーロッパGP」と呼ばれていましたが、今年から「アゼルバイジャンGP」に名称が変更され、2回目の開催となりました。



ポールポジションを獲得したのは前戦カナダGPと同様、ルイス・ハミルトン選手(メルセデス)。

以下、2番手バルテリ・ボッタス選手(メルセデス)、3番手キミ・ライコネン選手(フェラーリ)、4番手セバスチャン・ベッテル選手(フェラーリ)、5番手マックス・フェルスタッペン選手(レッドブル)が続きます。

旧ヨーロッパの街並みと新都市が融合した美しい情景のバクー・シティ・サーキットに全車が並び、いよいよレーススタートです!



スタート直後のターン2で3番手のライコネン選手がでボッタス選手のアウト側に並び掛けましたが、縁石を踏みコントロールを失ったボッタス選手はライコネン選手に接触。ライコネン選手は5番手まで順位を落としてしまいました。

一方のボッタス選手もこのアクシデントでフロントウイングのパーツがはずれ、右フロントタイヤもパンク。フロントウイングとタイヤ交換のための緊急ピットインを余儀なくされ、最後尾まで順位を落とします。

荒れたスタートとなったアゼルバイジャンGP。これは大波乱なレース展開になりそうです…!

10周目、ダニール・クビアト選手(トロロッソ)がターン13でストップ。セーフティカーが導入されました。このタイミングで、上位勢が一斉にスーパーソフトからソフトに履き替えタイヤ交換義務を果たします。

11周目、今度はフェルスタッペン選手のマシンがスローダウン。「エンジンの調子が悪い!」とチームに訴え、ピットに戻りますが残念ながらリタイアとなってしまいました。前戦に引き続き、マシントラブルでリタイアとなってしまったフェルスタッペン選手。なかなか思うようなレースができません。



17周目にレースが再開しましたが、ライコネン選手のマシンからパーツがとびコース上に落ちてしまったため、再びセーフティカーが導入。

「20周目からレース再開」とのアナウンスが入り、トップを走るハミルトン選手はレース再開に向けペースをコントロールします。しかしリスタート直前のターン15で2番手のベッテル選手が、ペースを落として走るハミルトン選手に激突!

そして次の瞬間、ベッテル選手はハミルトン選手の真横にクルマをつけジェスチャーで猛抗議しながらマシンを横にふり、ハミルトン選手のマシンに当ててしまったではありませんか! お互い大きなマシン損傷がなく良かったですが、そもそもセーフティカー中は1列に隊列を作らなければいけないもの。でも、よっぽど熱くなってしまったのでしょう……。

F1のルール的にはNGなことですが、個人的にはドライバーの人間味あふれるシーンで面白いな、なんて思ったり。

そんなアクシデントもありながらレースは再開しましたが、その直後、今度はフォースインディアのチームメイトバトルが勃発。2台のマシンが接触し、またしてもパーツがコース上に落ちてしまいました。コース上を清掃するため、レースは赤旗中断。

全車ピットレーンにマシンを並べ、スーパーソフトにはき替えました(赤旗中断時、ピットレーン停車中の作業は可能)。

赤旗中断から約30分後、レースが再開されました。

とここで、首位を走るハミルトン選手のヘッドレストが浮くというハプニングが発生! 手で押さえながら走り続けていましたが、さすがに危険と判断したチームはハミルトン選手をピットに入れヘッドレストを交換し、9番手まで順位を落としてしまいました。

それにしてもストレート区間だったとはいえ、あのスピードでヘッドレストを抑えながら走れちゃうハミルトン選手、かっこよすぎです!



これで1番手に浮上したベッテル選手が有利になったかと思いきや、セーフティカー中のハミルトン選手への幅寄せが危険行為とみなされ10秒ストップ&ゴーペナルティが科せられました。勝てるレースだったのに、もったいない! このペナルティによりベッテル選手は8番手に順位を落とします。



市街地コースでコース幅が狭いため、セーフティカーは導入されるだろうなとは思っていましたが、ここまで波乱のレース展開になるとは誰が予想していたでしょうか?

そしてこの戦いを制したのは10番グリッドからスタートし、冷静にそして確実に走り続けたダニエル・リカルド選手(レッドブル)! 今シーズン初優勝、2016年マレーシアGP以来の優勝となりました。



2位はスタート時には最後尾まで順位を落とすも素晴らしい追い上げを見せ、ゴールライン直前で前を走るランス・ストロール選手(ウィリアムズ)を抜いたボッタス選手。

そして3位を獲得したストロール選手は、ルーキーイヤーで表彰台にのった史上最年少記録(18歳と239日)を更新しました。デビュー当時はなかなか結果が出ず、批判的な意見が多かったストロール選手でしたが、今回の走りで自身の実力を証明することができたのではないでしょうか。本当に良かった! そしておめでとう!



前戦のカナダGPでは3位なのに得意のシューイを披露したリカルド選手。今シーズン初優勝だし絶対やるよねシューイ……と心配半分、楽しみ半分という複雑な気持ちで見ていたら、期待通り(!?)最高の笑顔でシューイを披露してくれました!!



初表彰台にのったストロール選手は

「どう表現したらいいのか、言葉になりません。辛いレースもあったけれど、この2戦良いレースができました。僕はモータースポーツが大好きだ!」

と最高の笑顔でインタビューに答えていたのですが、この後悲劇が起こります。

なんと、シューイ被害者になってしまったのです! 先輩の勧めは断れないのか、勢いよくリカルド選手のシューズでシャンパンを飲んだストロール選手。偉い! 飲んだ後のオエッという顔が未だに忘れられませんが(笑)、今後の活躍が楽しみなドライバーになりました!



それにしても、シューイってどんな味がするのでしょうね。ちょっとやってみたいかも(リカルド選手のシューズ限定で)。ちなみにボッタス選手も勧められていたのですが、全力で逃げ、シューイ被害者にはならずにすみました。

様々な人間ドラマが垣間見えたアゼルバイジャンGP。次世代のF1をひっぱっていくであろう、新鮮な顔ぶれの表彰式もなかなか良かったですよね。F1って本当に面白い!と改めて感じさてくれたグランプリでした!!

アゼルバイジャンGPリザルトは以下の通りです(ポイント圏内のみ)。

順位/No./ドライバー/チーム
1/#3/ダニエル・リカルド/レッドブル
2/#77/バルテリ・ボッタス/メルセデス
3/#18/ランス・ストロール/ウィリアムズ
4/#5/セバスチャン・ベッテル/フェラーリ
5/#44/ルイス・ハミルトン/メルセデス
6/#31/エステバン・オコン/フォースインディア
7/#20/ケビン・マグヌッセン/ハース
8/#55/カルロス・サインツJr/トロ・ロッソ
9/#14/フェルナンド・アロンソ/マクラーレン
10/#94/パスカル・ウェーレイン/ザウバー

(yuri)

最終更新:6/27(火) 19:33
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