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壇蜜・又吉直樹“私たち「群れ」にはなじめません” 同い年の二人が明かす共通点

6/27(火) 8:00配信

デイリー新潮

■壇蜜vs.又吉直樹 『劇場』刊行記念対談(2)

 又吉直樹さんの『劇場』刊行記念で行われた、壇蜜さんとの特別対談。テレビでの共演も多い二人には、群れになじめない(? )共通の性格があるようで……。

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壇蜜:私たち同い年なんですよね。

又吉:そう、前にお会いした時、そんな話になりましたね。大学とか進学で東京に来たんですか? 

壇蜜:小学校の時に。東京の学校にお受験で。

又吉:じゃあ、東京が長いんですね。

壇蜜:はい。世田谷区が好きだと公言してるんですが、「住んでいるところ暴露する人、珍しいよ」っていわれて(笑)。

又吉:僕、東京は好きですね。東京は好きですか? 

壇蜜:好きです。三軒茶屋が好きです。

又吉:三茶、僕もよう行きましたね、昔。

壇蜜:『劇場』でも、下北沢が舞台でしたよね。下北のあの風景はリアルに感じました。自転車でも行ける距離なので、たぶん、登場人物たちはこの辺で飲んでいたんだろうなと。

又吉:茶沢通りで一本ですもんね。僕、東京は好きなんですけど、特に茶沢通りを下北沢から三茶に歩いていく夜の8時とか9時ぐらいの時間帯というのは、とても惹かれるものがあった。仕事が終わり帰っていく人とすれ違うんですけど、その雰囲気を感じるのが何ともいえず好きだったんです。

壇蜜:分かります。学生さんも多いんですよね。ただ、私もあの通りは好きなんですけど、目の前の人たちを自分とは毛色の違う群れとして見てしまっているような気がして、自分はその中のどこにも属せないんだと、疎外感のようなものを感じていました。

又吉:ああ、それ、壇蜜さんも感じるんですか? 

壇蜜:感じます、感じます。みんなスーツ着たり、襟のついたかしこまった格好をして仕事してるんだと思うと、圧倒的に能力の高い群れを見させられている気持ちがして。

又吉:それとまったく同じことを、上京してからずっと感じていましたね。今でも、まだちょっとある。帰宅時間帯にあそこを歩いていたのは、しんどいけど、そういう感覚をわざと浴びにいっていたってところもありますね。

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最終更新:6/27(火) 8:00
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