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AI、ビッグデータ活用ファンドのメリット、デメリット

6/28(水) 17:00配信

マネーポストWEB

 投資信託の世界にもAI(人工知能)やビッグデータの波が押し寄せている。投信市場の最新動向について、楽天証券経済研究所ファンドアナリストの篠田尚子氏が解説する。

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 最近注目されているファンドに、「AI」「ロボット」「ビッグデータ」といったキーワードに関連するものがある。しかし、この“関連”には2つのタイプが存在する。

 ひとつは、AI、ロボット、ビッグデータといったテーマに関連する個別銘柄に投資するファンドである。『グローバル・AIファンド』(三井住友アセットマネジメント)や『グローバル・ロボティクスファンド』(日興アセットマネジメント)といったものだ。いずれも従来型のテーマ株ファンドであり、運用手法に目新しさはない。

 昨年から続々と登場しており、押し並べて売れ行きは好調であるが、中には信託報酬ほかの手数料が高いものがあり、注意が必要だ。

 もうひとつは、AIやビッグデータ自体を活用したファンドである。簡単にいうと、AIやビッグデータを駆使して銘柄の選別や最適な資産配分をおこなう、という手法を用いている。

 たとえば、アセットマネジメントOneの『ビックデータ活用 日本中小型株式ファンド』は、まず、一般的なニュースなどをソースとするビッグデータの集計・分析により、注目されているキーワードを抽出。

 同時に、そのキーワードの魅力度を判定するとともに、関連銘柄を選出する。次に、そうしたプロセスを経て選出された銘柄を、今度はファンドマネージャーが個別に分析をして、実際に投資する銘柄を決定する。

 こうしたAIやビッグデータを活用したファンドは何本も出ているが、共通しているのは、銘柄を選別する部分でAIおよびビッグデータを使い、最終的に投資する銘柄を決めるのは人間(=ファンドマネージャー)という点である。AI、ビッグデータの運用は、データ分析専門の会社がおこなっているケースが多い。

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最終更新:6/28(水) 17:00
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