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【住んでみてわかったDCライフ】part2 政府機関や国際機関の人々のメンタルへルスを支えているのは豊かな自然?

6/28(水) 12:26配信

オーヴォ

 アメリカの首都・ワシントンDC(以下DC)。ホワイトハウスや多くの美術館・博物館が立地するDCという都市のイメージからは想像が付きにくいかもしれないが、DCの近郊には実に多くの自然が存在する。朝は小鳥のさえずりで目を覚まし、夏は庭にホタルが数え切れないほど飛び交い、短い冬眠期間を除けば、ほぼ年中リスたちが近所を“かっ歩”している・・・。見渡す限りビル群という東京では考えられない環境だろう。木々の間に各家が並び、昼夜の温度差が大きいなどの条件は、少し日本の軽井沢(長野県)に似ている。軽井沢には毎年、多くの人が観光と避暑を求めてやってくるが、DCに住んでいればわざわざ別の場所に避暑に行く必要はないくらい日常が自然に囲まれている。

 ここでは、一軒家なら家の前後に庭が付いていることが多く、そこには前述したリスや多くの小鳥たち、そしてこの時期だと野ウサギやホタルまでもがやってくる。早朝や日が落ちた後などは、シカを見かけることも珍しくない。つまり、東京でいったら奥多摩辺りまで出かけて行って見る必要がある自然が、DC近辺には“当たり前のもの”として点在する。

 アメリカでは、いわゆる日本の幼稚園年中(Kindergarten)~高校(High school)までが一般的な義務教育期間になっていて、高校までは学区内の学校に通う子どもたちが多い。学区内だから当然公立なのだが、その学校の敷地も東京では想像できないくらい広い。とある公立の中学校には、野球場だけで3つ(一部サッカー場を兼ねる)、テニスコートが4面、バスケットコートも5面ほどあり、そこで毎日の体育や部活などが行われている。

 春から秋にかけては、週末ごとにどこかの家でバーベキューが行われていて、地域によってはプール付きの家が建ち並び、子どもたちの元気な声が近所中に響いている。仕事で疲れて帰って来た後も、この自然を見ればストレスオフだ。そしてベランダ(パティオ)に出てビールでも飲めば、今日あった仕事上のイヤなことも忘れられる。アメリカの政府機関やDCの国際機関で働く人たちが、アメリカだけでなく世界の政治と経済を支え続けられるのは、心身をリセットできるこんな環境があるからかもしれない。

最終更新:6/28(水) 12:26
オーヴォ