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小池氏 都議選終われば「国民ファーストの党」立ち上げか

6/28(水) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 加計学園問題などの影響もあり、新聞各紙などの世論調査で安倍政権の支持率が10ポイント以上も急降下し、小池百合子・東京都知事に「神風」が吹き出した。都議選は結成半年の都民ファーストの会がいきなり「都政第一党」に大躍進のムードなのだ。自民党東京都連幹部は悲鳴をあげる。

「このままでは都民ファーストに議席数で負けるのは確実。そればかりか、複数区では自民現職が共産候補と最下位争いを演じ、どんどん逆転されている。状況は自民党が過去最低の38議席だった悪夢の2009年都議選に似てきた」

 国政選挙4連勝中の安倍晋三・首相は重点選挙区の応援に回る予定だが、都議候補の陣営からは“来てほしくない”との本音が漏れる。

「総理が来れば側近の下村博文・都連会長と萩生田光一・官房副長官が必ず同行する。3人が揃って街宣車にのぼれば、かえって“加計三羽カラス”といわれて票を減らしてしまう」

 一方の小池氏は争点の築地市場移転問題で「築地は守る、豊洲を活かす」と玉虫色の方針を表明しながら、安倍自民の敵失で確実に票を増している。小池氏がにらんでいるのは早くもその先、都議選後の国政進出だ。政治評論家の有馬晴海氏が指摘する。

「小池氏は都議選前に側近の若狭勝・代議士と揃って自民党に離党届を出した。これは小池新党が都議会にとどまらず、いよいよ国政に進出するという意思表示とみていい。遅くとも来年12月の衆院の任期満了までには総選挙が行なわれる。選挙準備を考えると都議選が終わればすぐに“国民ファーストの党”の立ちあげに動くはずです。メンバーは若狭氏の他、小池氏と親しく維新の党を離党する意向の渡辺喜美氏に加え、民進党を離党した長島昭久氏などの名前があがっている。参院の無所属議員を含めるなどして5人はすぐ集まるのではないか」

 年内に国会議員5人以上を集めて新党を旗揚げすれば、政党要件を満たし、来年分から政党交付金が支給されて「選挙の軍資金」もできるという計算だ。小池新党メンバー候補の1人、長島代議士は本誌の取材にこう回答した。

「小池都知事の国政進出の可能性は常にあると思いますが、現時点では小池さんご自身も都議選の先のことまで考えが及ばないのではないか。いずれにせよ都議選を勝ち抜かなければ展望は拓けない。私自身、地元をはじめ都民ファーストから出馬する一部の候補の応援を全力でさせていただくつもりです」

※週刊ポスト2017年7月7日号