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銃声が子守唄の脚本担当も納得!?バイオハザード新作のドルビーアトモス上映に大興奮

6/28(水) 12:36配信

東京ウォーカー

シリーズ累計販売本数7700万本を超えるサバイバルホラーゲームの代名詞「バイオハザード」シリーズをフルCG長編アニメとして映画化した「バイオハザード:ヴェンデッタ」を最高峰の映画音響システム“ドルビーアトモス”で上映する特別鑑賞会が6月24日、イオンシネマ幕張新都心で開催された。上映後に行われたトークショーでは同作の脚本およびノベライズを担当した深見真さんと、原作監修を務めたカプコンの小林裕幸さんが登壇し、ファン垂涎の制作舞台裏トークを繰り広げた。今回は、ファンならずとも気になる話題満載のその模様を抜粋してお届けする。

【写真を見る】ファン垂涎の制作舞台裏トークを繰り広げる脚本の深見さんと原作監修の小林さん



※以降、映画「バイオハザード:ヴェンデッタ」のネタバレを含むため、鑑賞後に読んでいただくとより一層楽しめます。



■ 銃声が子守唄の深見さんも納得!?ドルビーアトモスの臨場感に大興奮

小林「ちょっとご無沙汰なんで、改めてよろしくお願いします(笑)。ドルビーアトモス上映、いかがでした?」

深見「す~ごい良かったです。特に銃声。銃声って聞くと心が落ち着くじゃないですか」

小林「はい、はい(笑)」

深見「海外旅行行くと大体、一回の旅行でグアムとかで500から1000発ぐらい撃って帰ってきて。それでちゃんと録音しておいて、夜寝る前に聞くんです」

(会場、苦笑)

深見「それをちょっと思い出すほどリアルな銃声でした!」

小林「寝る時に銃声で落ち着いたりしませんよね…」

深見「いやー、本当にあんまりリアルなので。空薬きょうが落ちた後の音とかも、すごく綺麗で。あれ、もしかして本当に転がってくるんじゃないかっていう。あと、咳をするシーンがあるじゃないですか。もう劇中の咳なのか、近くの席の人がした咳なのか分からないぐらい。あと、爆発シーン。腹に響く、いやもう本当にいい音響でした」



■ 鑑賞11回以上の強者も!愛される続けるキャラクターたち

深見「今日来てくださった皆さん、すごく熱心なバイオファンだと思うんですけれど…」

小林「今日(6月24日)で映画公開5週目ですが、きっと何回もご覧になっているんで。では2・3回ご覧になった方…(順に客席に問いかけ)。11回以上の方?(会場から意外と多く手が上がる)わぁ~、すごいですね。」

深見「本当、レオンやクリス(シリーズの中心的人物で、本作の主人公ら)は愛されているんだなぁ。感謝しかないですね」



■ 小林さんがいけると言ったら全部いける」安心感、けどちょっとやりすぎた?

小林「脚本は深見さん1人でやられていて、監督をはじめ全員の意見を、全部深見さんがまとめなくちゃいけなくて。大変だなーって僕は毎回思いながら書いていただいていました」

深見「でも今回はカプコンさんの原作監修が全部小林さんで、一括してやってくれて」

小林「一応、代表で(笑)」

深見「後から会社の方がダメだと言っているとか、そういうことはなかったので」

小林「あー、まぁそれはないですね」

深見「小林さんがいけるって言ったら全部いけるっていう、そこはすごく楽でした」

小林「まぁ、ちょっと心配なやつもありましたけど、大概のことは」

深見「今日作品を見ていて思い出したんですけど、最初確かあれなんですよ、ディエゴ(巨体のキャラクター)、これアベンジャーのハルクみたいに街を破壊していたらいいぞってプロットに書いといたんですよ。そしたら(アニメーション制作を担当した)マーザ・アニメーションプラネットさんにちょっと勘弁してくださいって」

小林「壊すのは勘弁してくださいって(笑)。若干建物壊していましたけどね。けど今回バイクに乗れてよかったですね。ドゥカティさんにタイアップしてもらったんですけど、よく屋上からヘリにぶつけて壊して許されたっていう、偉大なメーカーなんですけど。本当によくOK出たなって思って」

深見「脚本書いている時も何度も確認して」

小林「本当にいいんですかって(笑)」

深見「太っ腹ですよね」



■ ラストバトルは幻になるも、やはり監督の演出は偉大

小林「後半って畳み掛けるように都合よく展開が起きるじゃないですか」

深見「でもその辺を突っ込み始めると、諸般の事情がありまして……(笑)」

小林「王道映画として、みんなの期待通り物事が起きてるじゃないですか。期待を裏切らずにちゃんと。深見さんもそう思っているでしょ?」

深見「この話になると、言いたくないことも言わないといけなくなっちゃう…そう言うと不穏なんでちょっとフォローすると、アクションシーンが何か所かカットされているんですよ」

小林「(笑)。はい。」

深見「本当は最後に生き残ったマリアっていう敵の女の人、そのアクションシーンもあって、もっとラストが長いんですよ最初の脚本では。それを読んだ監督がこのままだと2時間半になるということで」

小林「たぶんね、お客さんもそれは感じていると思います。マリアが突然やられて倒れて最後出てくるって、ちょっとなんか端折った感は感じてらっしゃると思います」

深見「本当は立ち回りがあったんです。マリアが生き残るのは決まってた。でももう1バトル、ラストバトルがあったんです。マリアとレオンが戦うっていうシーンが脚本上はあって」

深見「あと冒頭のワイヤートラップのシーンが最初の脚本とはまた全然違うシーンで。壁からチェーンソーが出てきて、隊員の足をズバーと切って、上から油が降ってきて、それに敵が火をつけるっていうシーンで」

小林「なんと残酷な、それはちょっとカットになる(笑)」

深見「でも油も火も全部CGと相性が悪いっていう。なにもかもダメですって言われて。で、監督が見事にちょっとCGと相性のいい残酷シーンに切り替えてくれて」

小林「ワイヤートラップですね」

深見「あれも実は省エネなんですよ。」

小林「あれも結構えぐいシーン。僕(映画の)レーティング大丈夫ですかって聞いたことあるんですけど。一応PG12ですよね。R15にならないかとか。っていうのは心配したんですけど」

深見「けど人間がバラバラになるシーンはやっぱり癒されますね」



■ 深まる疑惑、深見さんはただの銃マニアなのか…真相は闇の中

小林「(「人間がバラバラになるシーンはやっぱり癒されますね」発言を受けて)深見さん、銃とかそういうシーン好きなんですか?」

深見「大体家にあるゲームはZ指定ばかりなので」

小林「18歳以上の人が遊ぶゲームですね(笑)」

深見「日本版のバイオハザード4は規制版だっていう話になって…」

小林「あぁ、海外しか頭吹っ飛んでないですよ」

深見「これを何とかしてやる方法はないかと」

小林「海外版を手に入れていただければ(笑)」

深見「それで一回秋葉原にそういう洋ゲー専門の場所があったので、そこに買いに行って。それでプレイできました」

小林「それで気持ちいいヘッドショットを」

深見「(思い出して)あぁ、良かった♪」



■ こんな裏設定はいやだ?なぜ主人公は飲んだくれているのか

小林「本作にクリスが出ていることはうれしかったんですよね?」

深見「まぁクリスは一番思い入れがあるというか…」

小林「けどそんなクリスがバイオハザード6では落ち込んでいましたけど。大丈夫でしたか?今回のヴェンデッタでも最初クリスが落ち込んでいるシーンを描きたいって言われたんですけど、僕が6と同じことをやりたくないんで、それでレオンにちょっと落ち込んでいる飲んだくれをやってもらったっという。飲んだくれのレオンは、ファン的には『おい、大丈夫かレオン』って思いましたよね」

深見「ちょっとだけ思ったのは、6の時に大統領撃ったのに落ち込まなさすぎだろっていう」

小林「それどころじゃなかったっす(笑)。とにかくアメリカを助けないといけないというレオンの使命感で」

深見「大統領を撃って、黒幕が大統領補佐官で、両方倒すわけじゃないですか。これもうちょっと落ち込んだ方が良い。濡れ衣を晴らしたけど、そのあといろいろ言われたんじゃないかな」

小林「6の後に落ち込んでいますから。それが今回ヴェンデッタにつながっているんですよ」

深見「大統領を殺した後に、大統領直轄の組織に復帰するじゃないですか。大統領を殺した男が大統領直轄の組織のエージェントに復帰したら、同僚にどんな嫌味を言われるのか。いろいろあって、今回飲んだくれていると良いんじゃないかな」



■ 最後にファンへ向けてメッセージ

深見「今回本当に幸せな体験だったなぁ。レオンとクリスを愛している人がいて、そしてカプコンの偉大な原作があって、そこにちょこっとだけ参加できたっていう、本当すごく光栄ですし、ファンの愛を感じることができたのですごい幸せでした、ありがとうございました」

小林「今日から5週目始まりまして、まだまだいろんなところで上映しており、大スクリーンで見られる機会は今しかないので、たくさん見ていただいて、引き続きバイオハザードシリーズの応援よろしくお願いします!」



大盛況のうちに終了した鑑賞会の後には、深見さんによるサイン会も行われ100名を超えるファンが一目会おうと詰めかけた。

「バイオハザード:ヴェンデッタ」をすでに見た人も、まだ見ていない人も2人の制作舞台裏トークで、きっと更に興味が湧いたはず。大スクリーンで見られる今このタイミングを逃す手はない!【ウォーカープラス編集部/劉宏輝】

最終更新:6/28(水) 16:21
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