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毒親をもった「迷走×餌」タイプの妖怪女子。ぱぷりこが引き続きお焚き上げ(2)

6/28(水) 11:00配信

文春オンライン

第1回より続く

 恋愛で不満や後悔を抱えている、妖怪女子を筆圧高く分析、『なぜ幸せな恋愛・結婚につながらないのか 18の妖怪女子ウォッチ』を書いたぱぷりこ。恋愛相談を募集したところ、「うってつけの相談がきた」とのこと。前回の回答に続いて、根深い悩みを筆圧高くお焚き上げする第2回!

◆◆◆

相談内容(要約。詳細は第1回に)

 メイコさん(29歳)は医療系で働くバリキャリ。遠距離恋愛中の彼(31歳)から結婚を考えていると言われたが、親が結婚話に猛烈に反対している。理由は彼が閑職と呼ばれる部門で働いているから。もし結婚するなら絶縁とまで言われている。父はハイスペモラハラ男子、母は専業主婦のメンヘラまっさかり。結婚してよいかと思う半面、彼にも、もっと頑張ってほしいと願ってしまい、どうにも結婚に踏み切れない。まわりには、親から祝福されて、実績を作ろうとがんばる男子と結婚していく人たちがいて、つい嫉妬してしまう。

ぱぷりこの回答・考えても無意味なことに思考リソースをとられすぎている

 さて、第1回で、メイコさんはわくわく★妖怪女子チャートでは「迷走×餌」のハイブリッドであり、「親」という大妖怪を起点にして妖怪男を経験してきたことを明らかにしました。メイコさんのご両親は子どもより自分の感情を優先する毒親で、どんな努力をしたところでこの「前提」を変えることはできません。というところまでが前回の回答です。

 さらに、この問題を解決するためには「自分でコントロールできる/できない」を切り分けることが必要です。

 メイコさんは現状、この「コントロール可能・不可能」な条件の切り分けがまったくできていないように思われます。メイコさんの現状を取り巻く要素を分類してみましょう。

・コントロール不可能なもの:生まれた親(チェンジできない)、親の性格(絶対に変わらない)、同僚の生育環境、仕事環境(すぐには変わらない)、婚約者の性格

・コントロール可能なもの:自分

・コントロール可能(一部)なもの:自分と婚約者との生活(話し合いができる場合に限る)

 分解してみると、メイコさんを苦しめているのは「コントロール不可能なもの」ばかりだということがわかります。メイコさんは、自分で変えられないもの、かつ巻き戻しが不可能なものについて「こうだったらいいのに」と嘆いて、すでに持っている人を見て「羨ましい」と思っていますが、この「変えられないもの×自分の存在を成立させた大前提(親と生育環境)」を否定する比較は比較の中でも最悪オブ最悪で、精神に悪影響のみを及ぼします。どんな凄腕コンサルタントでも問題解決家でも、前提は変えられません。

 では神ではない非力な人間はどうすればいいか? といえば、自分に割り振られた交換不可能なカードを「諦めて受け入れる」ことです。受け入れたうえで、戦う戦略を練ることです。交換可能ならいくらでも考えてあがいていいでしょう。しかし、交換不可能なら、与えられたカードで戦うしかありません。

 なぜ諦めたほうがいいかといえば「思考リソース確保」のためです。メイコさんは問題が山積みで混乱している状態だと思われます。考えなければならないこと、決断しないといけないことがいっぱいあると、人間はストレスを覚え、逃げたいと感じる生き物です。

 なのでコントロール不可能なものについて思考することをやめ、「自分でどうにかできることにフォーカスする余裕を作る」ことをお勧めします。ただでさえ人間は、決断することに多大な思考リソースを必要とします。問題はなるべく少なくして、ひとつひとつの問題に対する集中力を高め、満足のいく決断をするために環境を整える必要があります。

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最終更新:6/28(水) 11:00
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