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街中でも山道でも機能するランドローバー新型『ディスカバリー』に搭載された運転支援技術「ATPC」

6/28(水) 7:10配信

@DIME

 ランドローバーの新型『ディスカバリー』には、「ATPC(All Terraine Progress Controll)」という運転支援デバイスが備わっている。これが実に、ランドローバーらしいデバイスなのだ。山の斜面のような、未舗装で路面が凸凹していて傾斜のあるところでも、アクセルペダルを踏まないでも2~30km/hの範囲において一定のスピードで走り続けることができる。速度は任意に設定できて、作動中にフットブレーキを踏めば解除できる。文字で書くと簡単すぎて、どこが“支援”なのかよくわからないかもしれない。でも、これが山の斜面のような舗装されていないところを走るのに、実に頼り甲斐があるのだ。

【写真】街中でも山道でも機能するランドローバー新型『ディスカバリー』に搭載された運転支援技術「ATPC」

 アクセルペダルを踏まないでも一定のスピードで走り続けることができるから、その分の神経と意識を他に使える。右足はペダルから離して、床に置いてかまわない。画像の山の斜面には掘れた轍があるから、それに沿ってハンドルを操作していけばよいのだけれども、それでも路面を注視しながら走らなければならない。尖った岩や空いた穴などが待ち受けているかもしれないからだ。

『ディスカバリー』の4輪駆動を電子制御するテレイン・レスポンス・システムとの連携しているから、山の斜面のような滑りやすいところでも安定した姿勢を保ちながら、登っていく。一見すると、『ディスカバリー』は何もしていないかのように、スルスルと何事もなく簡単に登っているが、実は見えないところで電子制御が駆動を細かくコントロールしているのだ。轍がないところならば、なお一層の注意が必要になる。ハンドル操作だけに集中したい。だから、アクセルワークから解放されることになる「ATPC」の効能は、とても大きい。オフロードドライビングを知り尽くしたランドローバーならではの発想だ。

 そして、この「ATPC」はオフロードや山道のようなところだけのものではない。街中でも大きな効力を発揮する。狭い路地や広い駐車場など、低速度で走りながらすれ違うクルマや建物などに注意を払いたい状況で使えばハンドル操作に集中できる。

 下り坂でスピードを出し過ぎないようにするヒルディセント・コントロールと併用すると、より一層と安全かつ確実にオフロードを走ることができる。運転支援デバイスは、このコラムでもよく取り上げている。これまでドライバーが行なってきた運転操作の一部をクルマが肩代わりすることによって、事故を減らし、省エネを促進し、ドライバーの負担を減らす効果があるものだ。

 車間距離を一定に保ったまま前のクルマに追従して走ったり、車線からハミ出しそうになった場合に音と表示で警告したり、ハンドルを切ったりする。自動ブレーキもその一種だ。「ATPC」も使用状況が限られるかもしれないが、これもまた運転支援デバイスの一種である。こうしてさまざまな運転支援デバイスが実用化され、クルマの知能化は進んでいく。

文/金子浩久

@DIME編集部

最終更新:6/28(水) 7:10
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