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中学生の4割が感じるロボットの発達による将来の就職への不安

6/28(水) 7:20配信

@DIME

2020年度から大学入試が新しくなることを知っているだろうか。日本人の学力低下が懸念される中、文部科学省は「生きる力を育む」を目的に、高校と大学が一体となった教育改革、高大接続改革を進めている。その着実な実現に向けて、検討・準備グループ等の会議において具体的な検討を進めており、先日、「大学入学共通テスト(仮称)」実施方針が発表された。

【グラフ】中学生の4割が感じるロボットの発達による将来の就職への不安

現在の大学入試センター試験に代わって、2020年度から新テスト「大学入試共通テスト(仮称)」が実施される予定。これは、高校段階の基礎的な学習の達成の程度を判定し、大学教育を受けるために必要な能力について把握することを目的に行なわれるとのこと。現在のセンター試験は全てマークシート形式で行なわれているが、新テストでは記述問題が追加され、より思考力・判断力・表現力が評価される内容になるようだ。

今回、パンタグラフは、電子政府による「高大接続改革の進捗状況に関する意見募集」を受け、運営する受験生応援サイト「受験のミカタ」閲覧者約250名を対象とし、文部科学省が2020年度から改訂を予定している「大学入試共通テスト(仮称)」についてのアンケート調査を実施した。

◆70%以上が現在のセンター試験に満足している

受験のミカタ閲覧ユーザーに尋ねたところ、「満足している」人は183人で全体の73.5%、「満足していない」と回答した人は47人で全体の18.9%だった。

特に、来年受験を控える高3生のうち「満足している」と回答した人は、83.8%と全学年の中で最も高い結果となった。逆に、「満足していない」と回答した人の割合が最も高かったのは大学生で31.8%だった。受験を実際に経験した大学生だからこそ不満に感じる部分があるのかもしれない。

◆新テストの方針に賛成の人は?

「実施すべきだと考えている」人は68.3%、「実施すべきだとは考えていない」と回答した人の割合は28.5%という結果だった。また、現在のセンター試験に「満足している」と回答し、かつ思考力や判断力も評価される試験を「実施すべきだと考えている」と回答した人は67.8%。現在のセンター試験に「満足していない」と回答し、思考力や判断力も評価される試験を「実施すべきだと考えている」と回答した人は76.6%だった。

やはり現在のマーク式に不満のある人の方が新テストの方針には賛成のようだが、マーク式に満足の人も肯定的な人が多いことが判明した。2020年度に受験を控える現在の中学生においては、「実施すべきだと考えている」と回答した人は63.8%、「実施すべきだとは考えていない」と回答した人は29.8%だった。

◆ロボットに仕事を奪われる不安を感じているのは中学生だった

今回のセンター試験改革の目的は、もちろん学生の思考力・判断力・表現力などを高めるためだが、その背景には人工知能(AI)の発達がある。AIの能力は日々進化しており、近い未来、多くの仕事がロボットによって行なわれるようになるといわれている。

そこで、ロボットの発達による将来の就職について尋ねてみると、「不安がある」と回答した人は105人で全体の42.2%だった。また、「この質問を見て少し不安になった」と回答した人も含めると55.8%に上る。

一方、「不安がない」と回答した人は102人で全体の41%だった。不安を感じている(「この質問を見て少し不安になった」と回答した人も含める)人の割合が最も多かった学年は、新テストが実施される2020年度以降に受験を控える中学生だった。

次に多かったのは高校1年生で64.7%が不安を感じていると回答。最も不安を感じている人の割合が少なかったのは浪人生という結果だった。その他にも「ロボットにどんな仕事をやらせるか次第。人がやれるもの、やりたい思う人がいる仕事をやらせるなら不満はあるだろうし、逆にロボットがやってくれることで全ての人間にとってプラスになる仕事もあるはず。」といった意見があった。

【調査概要】
調査対象:「受験のミカタ」閲覧全ユーザー
実施期間:5月26日~6月8日
回答者数:249人

文/編集部

@DIME編集部

最終更新:6/28(水) 7:20
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