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極右メディアを風刺するパロディニュースサイトが誕生

6/28(水) 19:10配信

WIRED.jp

風刺ニュースサイト「The Onion」が、極右メディアを風刺するサイト「PatriotHole」を開設した。配信されるのはパロディ記事ばかりだが、このサイトには「フィルターバブル」を突破するポテンシャルがあるかもしれない。

潜入、世界を動かした「フェイクニュース」工場へ

主流メディアそっくりの外見で風刺ニュースを流すウェブサイト「The Onion」。そこからスピンオフしたウェブサイト「ClickHole」は、5月17日に「PatriotHole」(愛国者の巣穴)をローンチした。

ClickHoleに掲載された紹介記事によると、PatriotHoleは「左翼メディアの暴政に対するインターネットの最後の抵抗」を示すウェブサイトなのだという。

PatriotHoleの編集長、マット・パワーズはこう話す。「ClickHoleは、本来獲得できるはずのクリック数を十分に勝ち取れていないと感じていました。一般人よりも大きな“声”を上げたがる人たちのグループがあるのに、彼らを軽んじていたからです。いままでの読者たちは静かすぎたので、もっと声の大きな人々の興味もひきたいと考えました。だから、声の大きさが真実に等しく、真実がクリック数に等しい時代に合わせて、ClickHoleは思い切ってPatriotHoleとして生まれ変わったのです」

いまの時代、彼らの戦略は適切であるように思える。報道機関はトランプ政権と、陰謀論に傾きがちなその世界観についていこうと必死だ。その一方で極右メディアは、ホワイトハウスの“支援”を受けて主流になった。そこで、The Onionは考えた。主流ニュースメディアのパロディ記事を出すThe Onionや、BuzzFeedのようなクリックベイトメディアのパロディ記事を出すClickHoleに続き、彼らは「フェイクニュースだ」と叫ぶ者たちをフェイクニュースを利用して茶化すためのPatriotHoleを立ち上げたのだ。

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最終更新:6/28(水) 19:10
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