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若手の「ドイツBチーム」でも強い、レーヴ監督の戦略的な代表づくり

6/28(水) 17:30配信

webスポルティーバ

 平均年齢が若く、実験的なチームでFIFAコンフェデレーションズカップ2017(以下:コンフェデ杯)に臨んでいるドイツは、2勝1分という好結果を残してグループBを首位で突破した。

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 ボールをつないでくるようになったとはいえフィジカルも侮れないオーストラリア、戦術と技術の絶妙なハーモニーを兼ね備えたチリ、相手を一気に置き去りにするパワーとスピードを持ったカメルーン――。そんな三者三様の大陸チャンピオンたちを相手に、経験不足の著しいドイツが主導権を握ってプレーを続けることには無理があるように思えた。

 1試合目のオーストラリア戦(3-2)では集中力を欠いた。2試合目のチリ戦(1-1)ではビルドアップで失点につながる致命的なミスがあった。そして3試合目のカメルーン戦(3-1)では前半に硬さがあった。ドイツを率いるヨアヒム・レーヴ監督は、チームを襲った”硬さ”をこう説明する。

「カメルーン戦はノックアウトマッチ……コンフェデ杯のベスト4に進めるか、それとも敗退して家に帰るか、そんな試合だった。ひとつのミスが命取りになる――そんな緊張が前半にあった」

 そんなカメルーン戦で前半不振だったドイツを救ったのは、これまで代表チームでノーゴールだったふたりのアタッカーだ。まずは後半開始早々の48分、MFユリアン・ドラクスラー(パリ・サンジェルマン)との絶妙なコンビネーションからチャンスを作ったMFケレム・デミルバイ(ホッフェンハイム)が強烈なシュートを決めて先制する。すると、ドイツの硬さが一気にほぐれた。

 そしてもうひとりは、21歳のFWティモ・ヴェルナー(RBライプツィヒ)。カメルーンに退場者が出た直後の66分、さらに相手に1点を返された直後の88分と、試合を左右する節目でしっかりとゴールを重ね、若きチームを試合巧者へと成長させた。

 この「Bチーム」ともいうべき今大会のドイツ代表は、6月6日に親善試合として行なわれたデンマーク戦から始まった1ヵ月間のプロジェクトチームである。3月26日のワールドカップ欧州予選・アゼルバイジャン戦でドイツが4-1の勝利を収めたのち、出場したメンバーからDFベネディクト・ヘヴェデス(シャルケ04)、DFマッツ・フンメルス(バイエルン)、MFサミ・ケディラ(ユベントス)、MFトニ・クロース(レアル・マドリード)、MFトーマス・ミュラー(バイエルン)、MFアンドレ・シュールレ(ドルトムント)、MFメスト・エジル(アーセナル)、FWマリオ・ゴメス(ヴォルフスブルク)が抜けた。

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