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小池知事が頬被りを続ける2つの疑惑 側近による“特権的錬金術”

6/28(水) 18:01配信

デイリー新潮

「風が……止まった……」。宮崎駿アニメの台詞ではないが、小池百合子東京都知事(64)への猛烈な追い風は止みつつあるようだ。改めて知事に求めたい。本誌(「週刊新潮」)が報じた小池氏及び側近を巡る「疑惑」への弁明を。

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 目下、小池都知事の胸中を支配している感情。それは、「焦り」なのではあるまいか。

「小池さんが代表を務める地域政党『都民ファーストの会』は、思ったほど支持を拡大出来ていません」

 と、自民党関係者が言う。

「ひと月ほど前に自民党が行った情勢調査では、自民と都民ファーストの獲得予想議席は49対42。焦った小池さんが都議選と都知事選の“ダブル選”に打って出るのではないか、という見方も出ていた。そこで自民党は、“ダブル選情報”を先にマスコミに流してしまい、小池さんサイドの出方をうかがうことにした」

 実際、「夕刊フジ」は、6月11日に〈前代未聞 小池 知事選 ダブル浮上〉との見出しの記事を掲載。しかしその後、「奇策」が具体的に動き出す気配はなく、ダブル選は幻と消えたのだ。

「6月10日と11日に自民党が行った情勢調査でも、自民46、都民ファースト43。さらに、20日には豊洲市場への移転表明が行われ、多くの有権者は“大山鳴動して鼠一匹”と思ったでしょう。この点、小池さんがきちんと説明出来なかった場合、選挙戦に響くのは間違いない」(同)

小池知事の不都合な真実

 勢いに影がさす小池都知事には、「豊洲」以外にも“弁明”が求められる案件がある。先の都知事選以降、新聞やテレビなどが「小池劇場」を盛り上げるだけの報道を続ける中、本誌は出来る限り距離をとってその喧噪を眺め、時に彼女の「実体」を明らかにする記事を掲載してきた。中でも、以下に改めてご紹介する2つの記事は、「クリーンさ」で売る小池都知事の「クリーンではない」部分を明らかにした点で共通している。そして、何より解せないのは、あれほど情報公開にこだわる彼女が、自身にとって不都合な事実について指摘されるや、頬被りを決め込み、未だに逃げ続けていることである。

(1)〈改革の旗手に「政治とカネ」! 記事化前から訴訟を匂わす警告書5通! 都知事「小池百合子」金庫番が手を染めた特権的錬金術〉(2016年9月22日号)

(2)〈クリーンな女性都知事に未記載のブラックマネー!? 都知事「小池百合子」と闇の高利貸し〉(16年12月29日、17年1月5日合併号)

 これが両記事のタイトルだが、まずは(1)の記事で報じた内容を改めてご紹介しよう。

 タイトルにある「金庫番」とは、小池氏の公設秘書だった水田昌宏氏のことである。小池氏の政治資金管理団体「フォーラム・ユーリカ」の会計責任者でもあった水田氏の年齢は40代。小池氏の親戚だと吹聴する彼は、彼女の自宅「エコだハウス」の共同所有者であり、同居人でもあった。つまりは小池氏の側近中の側近だったわけだが、そんな水田氏の「特権的錬金術」を詳らかにした記事のポイントは、大きく分けて2点ある。まず1点目は、水田氏が群馬県高崎市でマンション経営をしていること。2点目は、昨年行われた都知事選の結果が出た翌日、この高崎のマンションを含む小池氏、水田氏が関係する3つの物件を共同担保として、みずほ銀行が3億3000万円もの根抵当権を設定していることだ。重要なのは、いずれのポイントにも小池氏自身の関与が存在することで、例えば、高崎のマンションの施工業者は、着工直後に小池氏の資金管理団体に100万円の寄付を行っている。また、みずほ銀行の根抵当権に関しても、「エコだハウス」は水田氏、小池氏の共同所有であるため、必ず小池氏自身の「承諾」が必要だ。

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最終更新:7/20(木) 17:38
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